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2005 Fiscal Year Annual Research Report

国内外の移動に伴う異文化適応の心理的過程に関する研究

Research Project

Project/Area Number 16530449
Research InstitutionKobe University

Principal Investigator

宇津木 成介  神戸大学, 国際文化学部, 教授 (70283851)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 坂本 千代  神戸大学, 国際文化学部, 教授 (80170611)
島袋 恒男  琉球大学, 教育学部, 教授 (30178959)
Keywords異文化適応 / 留学生 / カルチュア・ショック
Research Abstract

本研究の目的は,自宅を離れた遠隔地,または外国において新たに学生生活を始める大学生,大学院生等に見られる不適応感や,行動の不適合等の様態の推移について調査・分析し,有効な対処法とその教育法を案出することを主眼とする。このため,日本国内の複数大学のみならず,海外,とりわけ近年になって学生の交流が著しい東アジア圏の大学に在学する学生を対象に,いわゆる「カルチュア・ショック」体験について調査を行う計画を立てている。
本年は,昨年度に韓国の国立釜山大学を訪問した際に社会科学部心理学科の教授からいただいたコメントを調査用質問項目に反映させた。これと並行して中国語版質問項目についてさらに検討を行った。韓国語版と中国語版の質問用紙作成の経緯について,第21回日本精神衛生学会大会(秋田看護福祉大学)において発表した。
中国における調査については,北京市,甘粛省蘭州市,江蘇省南京市,湖北省武漢市,福建省廈門市所在の大学の大学生を対象に実施した。廈門市に出張し,調査全般を統制した。現在,調査結果のコード化と分析作業を遂行中である。このほか,早稲田大学において2度,文献の調査を行った。韓国釜山大学における調査については,上述の心理学科の教授からさらに調査項目についての検討を示唆されたため実施を延期し,現在その検討を行っている。
研究費の主要な使途として,上記の出張を行ったほか,図書の購入,研究の効率化を進めるための非常勤学術研究員の雇用を行った。
昨年の卒業論文の指導の一環として学生に行わせた,海外の大学で学ぶ神戸大学の学生の渡航先における適応状況の調査結果を含めて異文化適応と感情のコントロールの問題を考察した論文「ポジティブ感情心理学と情動知能」を執筆した。

  • Research Products

    (1 results)

All 2006

All Book (1 results)

  • [Book] ポジティブ感情心理学と情動知能(「ポジティブ心理学」の中の第7章を担当)2006

    • Author(s)
      宇津木 成介
    • Total Pages
      15
    • Publisher
      ナカニシヤ出版

URL: 

Published: 2007-04-02   Modified: 2016-04-21  

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