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2004 Fiscal Year Annual Research Report

心理療法におけるTherapistの変化成長過程に関する研究-Discourse Analysis ApproachからのTherapistの発語行為の分析

Research Project

Project/Area Number 16530453
Research InstitutionYamanashi College of Nursing

Principal Investigator

文珠 紀久野  山梨県立看護大学, 看護学部, 教授 (70191070)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 中島 祥子  鹿児島大学, 教育学部, 助教授 (80223147)
谷崎 和代  鹿児島純心女子大学, 国際言語学部, 助教授 (30269154)
安東 清  鹿児島大学, 教育学部, 助教授 (20151201)
KeywordsTherapy / Therapist-Client関係 / 談話分析
Research Abstract

本研究は、心理療法を担うTherapistの成長過程を明らかにするために実施するものである。特に、心理療法において、初学者がclientとの間で行っている言語・非言語行動の変化を縦断的にかつ談話分析の手法を用いて検討することによって、Therapistの養成への貢献を果たそうとするものである。
本年度は、初学者への教育プログラムの検討を実施し、どのような内容が初学者のコミュニケーションや対人関係能力、関わりへの感受性を醸成できるかを明らかにする目的で実施した。
初学者に対する教育プログラムとして、「講義」、「ロールプレイ」、「体験型演習」の3種を実施し、その検討を行った。「講義」における内容の検討、「ロールプレイ」の課題と実施方法の検討、「体験型演習」における自己理解プログラムや演習方法の開発に取り組んだ。
「体験型演習」においては、小集団で相互に関わりを持ちながら課題に取り組み、その過程をふりかえり、メンバー相互に分かち合うことによって、自分の言語・非言語行動の特徴に気づき、改変していくことにつながることが見いだされた。しかし、演習内容の選定や、初学者の気づきを促進するプログラムの開発の必要性が課題であることも明らかになった。
また、初学者の1人に対して2回の実験的Therapyを継続して行った。「ロールプレイ」を1回目と2回目の間に実施した。談話分析の結果、言語行動として「間」の活用に変化がみられたこと、「counseling技法」を使用する頻度が高まったこと、Therapist主導の言語行動が若干減少したことが見いだされた。反面、ロールプレイ実施時に指摘された対応にとらわれ、やや人工的とみられる言語行動が出現し、そのことによって不自由感をTherapist、Clientともに感じたとの報告も得られた。

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Published: 2006-07-12   Modified: 2016-04-21  

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