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2006 Fiscal Year Annual Research Report

失語症会話パートナーのためのコミュニケーション評価法の開発

Research Project

Project/Area Number 16530454
Research InstitutionPrefectural University of Hiroshima

Principal Investigator

吉畑 博代  県立広島大学, 保健福祉学部, 助教授 (20280208)

Keywords失語症 / 会話パートナー / コミュニケーション / 評価法
Research Abstract

脳損傷後に生じる失語症では、聞く、話すなどの言語機能が障害され、スムーズなコミュニケーションが困難になる。その結果、コミュニケーションの機会が制限される、抑うつ的症状が出てくるなど、心理社会的問題も生じる。近年では心理社会的問題の解決方法の1つとして、地域住民を失語症会話パートナーとして養成し、失語症者のコミュニケーション促進の橋渡しを担ってもらうという取り組みが行われている。しかし会話パートナーのコミュニケーション方法に関する評価法はいまだ確立されていない。本研究では失語症会話パートナーのコミュニケーション評価法の開発を目的とした。
本年度は、失語症などのコミュニケーション障害をもつ人に関わる機会があるホームヘルパーがコミュニケーション障害についてどの程度知っているか、また対応は適切か否かを明らかにするために、ホームヘルパーへのアンケート調査を実施した。その結果、認知症や聴覚障害をもつ利用者には、難しさを感じながらも利用者の症状にあわせた対応が行われていた。しかし構音障害や失語症をもつ利用者には、その症状にあわせた対応が必ずしも行われているわけではなかった。また失語症者への対応について、アンケート対象者全員が難しいと答えていた。今後、ホームヘルパーなど介護専門職種にも、失語症の基礎知識や失語症者とのコミュニケーションの取り方を伝達し、実際のコミュニケーションの様子を評価していくことが大切であると思われた。
さらにパートナーと失語症者1対1のコミュニケーション場面を設定し、既存のコミュニケーション評価法(Kaganら、1998)を用いて、ST3人にパートナーと失語症者それぞれのコミュニケーションの様子を評価してもらった。その結果ST3人の相関が比較的高かった項目と低かった項目が見出された。今後項目による相関や一致率の違いを明らかにすることも必要と考えられた。

  • Research Products

    (1 results)

All 2007

All Journal Article (1 results)

  • [Journal Article] 訪問介護の現場におけるSTの役割2007

    • Author(s)
      斉藤真実子
    • Journal Title

      広島県立保健福祉大学卒業論文集

      Pages: 121-132

URL: 

Published: 2008-05-08   Modified: 2016-04-21  

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