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2004 Fiscal Year Annual Research Report

中・高一貫教育実施校におけるカリキュラム開発の実態調査研究

Research Project

Project/Area Number 16530490
Research InstitutionTohoku University

Principal Investigator

水原 克敏  東北大学, 大学院・教育学研究科, 教授 (00124628)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 谷口 和也  東北大学, 大学院・教育学研究科, 助教授 (60281945)
Keywords中等教育学校 / 併設型中高一貫 / 連携型中高一貫 / 五ヶ瀬中等教育学校 / 御所野学院中学校・高等学校 / 後楽館中学校・高等学校 / 上川中学校・高等学校 / 飯南高等学校
Research Abstract

(1)中等教育学校では、宮崎県五ケ瀬中等教育学校を調査した。注目すべきは、ファミリー制度で、1年から6年まで各1名と教員1名という7名ごとのグループによって学校行事や清掃活動などを共にさせて、人間的資質を形成していることである。他方、学業面で注目すべきは、フォーレストピア学習で、6年間にわたって、総合的学習を系統的に組織していることで、参観した発表会(3年生)は、各教科の基礎学力と同時に調べて発表する力を育成していることが確認できた。
(2)併設型では、秋田市の御所野学院中学校・高等学校と岡山市の後楽館中学校・高等学校の2校を調査した。御所野は、6年間を見通した生き方指導・進路指導と教科教育、そして総合学習の郷土学で成果を挙げているが、表現科は開発途上の課題が見られる。後楽館は、学校教育で不適合を起こしている生徒を中心に定時制を昼夜で開校しているが、社会のルールが学校のルールという開かれた学校づくりによって、困難な生徒たちをよくまとめている。
(3)連携型では、北海道の上川中学校・高等学校、三重の飯南高等学校を調査し、中・高を連携したカリキュラム開発が順調に進んでいることが確認できた。中等教育学校型や併設型とちがって、カリキュラム上の特典はないが、その割に、探求型学習やキャリア教育などを「総合的な学習」の目玉にして連続性を強め、連携型中・高一貫のメリットを出している。
以上、3種の型の中・高一貫を調査してきたが、3年前の調査に比してはるかにカリキュラム開発が進んでおり、カリキュラム上の特典がない連携型ですら将来性のある中・高一貫の一つであることが確認できた。

  • Research Products

    (1 results)

All 2005

All Book (1 results)

  • [Book] 新しい時代の教育課程2005

    • Author(s)
      田中耕治, 水原克敏
    • Total Pages
      283
    • Publisher
      有斐閣

URL: 

Published: 2006-07-12   Modified: 2016-04-21  

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