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2004 Fiscal Year Annual Research Report

韓国の学校教育における「統一教育」の歴史的変遷と課題-21世紀における東北アジアの共存・共生の教育的視座を求めて-

Research Project

Project/Area Number 16530492
Research InstitutionYamagata University

Principal Investigator

高 吉嬉  山形大学, 教育学部, 講師 (20344781)

Keywords韓国・朝鮮 / 平和教育
Research Abstract

本年度は、韓国の学校教育における「統一教育」の変遷を歴史的に検討し、それを東アジアの共存・共生の教育的視座と関連づけて再定位するため、以下のようなことに努めた。
第一に、韓国の国家レベルでの「統一教育」の実態を把握するために、何回か韓国へ渡航し、統一部、教育人的資源部、教育開発院(KEDI)といった様々な機関で刊行された文献資料を集め、その整備を図った。とくに、現在学校教育で行われている「統一教育」の実態を分析していくために、教科書や教育課程(日本の学習指導要領にあたる)の内容を把握しつつ、具体的に教育現場で行われている実践や行事などを調査し資料を集めて、その整備を図った。
第二に、北朝鮮の核兵器問題で緊張が高まり、東北アジアの地域覇権をとりまく葛藤が深まるなか、韓国の「統一教育」を東アジアの共存・共生の教育的視座と関係づけて再定位し、日本の社会科の課題を探るための研究を進め、次のような報告を行った。
平成16年8月1日「第56回歴史教育者協議会全国大会」の大学部会
テーマ:「朝鮮半島への眼差しから読む歴史認識と社会科」
平成17年1月28日「日韓歴史教育実践交流会」
テーマ:「朝鮮半島イメージの二極分化と社会科の課題」
また、上記の報告を「朝鮮半島イメージの二極分化と社会科の課題」という論文としてまとめ、今年の3月に『民主教育研究所年報』に投稿し、その審査結果を待っている状態である。
平成17年4月以降は、これまで収集した文献や資料を分析・読解し、韓国の「統一教育」の歴史的変遷と課題を軸に論文を執筆し、「歴史教育者協議会」や「日本社会科教育研究会」などの社会科関連学会での報告や、『歴史地理教育』『人間と教育』などの論文投稿を行いつつ、研究成果をまとめた報告書を作成する予定である。

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Published: 2006-07-12   Modified: 2016-04-21  

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