2006 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
16530502
|
Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
田中 耕治 京都大学, 教育学研究科, 教授 (10135494)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
西岡 加名恵 京都大学, 教育学研究科, 助教授 (20322266)
|
Keywords | 教育評価 / 目標に準拠した評価 / 学力調査 / パフォーマンス課題 / ルーブリック / 指導と評価の一体化 / アメリカ合衆国 / イギリス |
Research Abstract |
本研究は、小・中学校における「目標に準拠した評価」の理論を探究し、具体的な評価規準と評価方法を開発することを目的としている。平成18年度は、下記の活動を行った。 (1)諸外国における教育評価をめぐる動向に関する調査 諸外国(特にアメリカと中国)において開発されている評価規準や評価方法、及びスタンダード(課程標準)開発をめぐる動向に関して、文献調査と現地調査を行った。 (2)学力調査の研究 教育課程実施状況調査、PISA、TIMSSの結果にもとづき日本の子どもたちの学力実態を分析するとともに、調査問題そのものの長短・課題などについても検討した。 (3)日本の学校における評価規準・評価方法の開発 京都市立高倉小学校、寝屋川市立田井小学校、京都市立衣笠中学校などの協力校において、評価規準・評価方法の開発、授業の改善に関わるアクション・リサーチを進めた。 (4)研究成果のまとめ、発表 本研究の成果について、自由研究発表「『逆向き設計』論を活かしたカリキュラム・マネジメント」(於 日本カリキュラム学会第17回大会)、自由研究発表「高倉小学校と京都大学大学院との連携による授業研究」(於 日本教育方法学会第42回大会)、基調提案「じれからの社会で求められる学力・能力とは」(於 東京大学大学院教育学研究科教育研究創発機構主催「義務教育改革シンポジウム」)、公開シンポジウム報告「『逆向き設計』論にもとづくカリキュラム編成」・自由研究発表「理科の授業研究における研究仮説の生成過程」(於 教育目標・評価学会第17回大会)で報告し、普及に努めた。また、(3)の成果を中心に、中間報告書をまとめた。さらに、研究成果の全体について最終報告書を公刊した。
|
Research Products
(7 results)