2004 Fiscal Year Annual Research Report
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16530516
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| Research Institution | Kagawa University |
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Principal Investigator |
田上 哲 国立大学法人香川大学, 教育学部, 助教授 (50236717)
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| Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
伊藤 裕泰 国立大学法人香川大学, 教育学部, 教授 (70279074)
野崎 武司 国立大学法人香川大学, 教育学部, 助教授 (80201698)
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| Keywords | 教員研修 / 現職教員 / 教員の資質 / 教員の使命感 / 教員の力量 / 教育学的教養 / 地域貢献 / 自主研修 |
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| Research Abstract |
大学でこそ可能な現職教員の自主的な研修を支えるシステムを構築するためには、研修に関する表面的なニーズだけでなく本質的なニーズを明らかにすることが必要である。そこで教師教育の重要な概念と考えられている「資質」、「使命感」、「力量(形成)」について、現場教師がどうとらえているかをアンケート調査した。それぞれの概念をめぐり、現場教員の多くに共通した認識が見られるともに、個人による個性的な認識も存在していることが推察された。大学における研修は、これらの概念を広い視野から問い直し、一人一人の教員が実質的にそれらを自分のものとして深めていくようなものでなくてはならない。これはかつて長尾が大学の教師教育において反省的に吟味する必要を説いた「教育学的教養」(「単に即効的なもの」であってはならず、しかし、教師がその仕事を遂行するうえで「有効」なものでなくてはならない)を教員の自主的な研修のレベルでとらえ直していくことである。(この調査については九州教育学会で口頭発表し九州教育学会研究紀要に投稿中であるとともに、この調査からの考察の一部は、田上哲「大学における現職教員研修の条件と課題に関する考察」『教科教育研究』第23集2005にまとめている。)
その他、香川大学教育学部と香川県教育委員会の連携の一貫として現在教育学部に所属している学校現場からの交流人事教員の方への聞き取りおよび特色ある校内研修を実施している学校、事例研究を行っている民間教育研究団体や自主サークル、教員研修への取り組んでいる他大学への訪問調査を行った。
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