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2004 Fiscal Year Annual Research Report

歴史学習における数量的資料及び数量的表現に関する指導法の開発研究

Research Project

Project/Area Number 16530595
Research InstitutionYamaguchi University

Principal Investigator

吉川 幸男  山口大学, 教育学部, 教授 (40220610)

Keywords歴史学習 / 学習指導 / 数量的
Research Abstract

本年度は、基本的には当初の計画通り、以下の2点に関する基礎的作業を行った。
1.以下の対象における、数量的資料及び数量的表現使用の文脈を、歴史叙述としての面から分析・検討することを通した、本研究のフレームワークの大枠を設定した。
(1)以前の研究で収集しテキスト化した歴史授業や、著名な歴史授業実践
(2)一般の歴史書や事典類において示される数量的資料や数量的表現の用法
(3)歴史学習において使用される歴史に関するメディア媒体(歴史教科書、歴史物語、歴史ビデオ教材を含む)における数量的資料や数量的表現の用法
この結果、特に歴史学習における指導上、次のA、Bの2点が歴史理解上重要なポイントになることが予測された。
A.歴史的事象に関する数量的な表現(多少や程度を表す形容詞を用いた表現等)には、多くの場合、何らかの基準点(何に比べてどの程度どうであるかを述べるための規準になる事象)が存在し、その基準点をいかに学習者(メディア媒体の場合は読者や視聴者)が意識するようはたらきかけてゆくか。
B.歴史における「変化」をどのように理解させようとはかられているか。そこには数量的表現による量的な「変化」と非数量的表現による質的な「変化」の関係をいかに理解すべく、方略がとられているか。
2.若干数の授業収録を行い、歴史授業で使用された数量的資料、「ことば」における数量的表現を起こしてテキスト化し、できるだけ単純なデータに分解する作業を行った。ただし、この作業は研究代表者の通常の業務として収録できるごく身近な、謝金を必要としない範囲で行うことが可能であったため、謝金の実施は不要となった。

URL: 

Published: 2006-07-12   Modified: 2016-04-21  

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