2004 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
16540098
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Research Institution | Yokohama National University |
Principal Investigator |
玉野 研一 国立大学法人横浜国立大学, 大学院・工学研究院, 教授 (90171892)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
寺田 敏司 国立大学法人横浜国立大学, 大学院・環境情報研究院, 教授 (80126383)
塩路 直樹 国立大学法人横浜国立大学, 大学院・環境情報研究院, 助教授 (50215943)
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Keywords | 関数空間 / トポロジー / 記述集合論 / 無理数空間 / 位相空間 / 国際研究者交流 / フランス:米国 |
Research Abstract |
実数の部分集合X上の実数値連続関数の集合C(X)にいろいろな位相を入れた時,それらがどのような性質をもつか,研究を行った.C(X)に各点収束位相を入れたものをCp(X),コンパクト開位相を入れたものをCk(X)と表すこととする.Pを実数空間の部分集合としての無理数空間とする.本研究の最大の目的の,「Ck(P)はM1空間であるか」という問題は,Ck(P)がWAPという局所的性質をもつことがわかれば肯定的に解決される.本年度は,その点に着目し,次の成果を得た. 成果1.Stevo Todorcevicとの共同研究により,Cp(P)がWAP(weakly approximation by points)という性質を持たないことを示した.具体的には,Gary Gruenhageと代表者が構成したWAPでないM1空間の例が,Cp(P)に閉集合として埋め込まれることを示した.これは,Ck(P)のWAP性を調べるための第1歩である. 成果2.Gruenhageとの共同研究により,成果1で,Todorcevicと考案した方法は,Ck(P)がWAPでないことを示すのに用いることができないことを証明した. 成果1の結果を得るために,記述集合論的手法を用いた.実際,Gruenhageと代表者が構成した位相空間の位相は「可算集合上のその位相は,カントール集合の部分集合とみたときに解析的集合である」という性質をもつ.したがってその性質を用いることによって,その例がCp(P)に埋め込めることを示せる.さらに,その埋め込みを変形することによって,その例がCp(P)に閉集合として埋め込めることを証明した.
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Research Products
(2 results)