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2005 Fiscal Year Annual Research Report

超場形式によるくりこみ群と超対称性の破れに対する閾値補正に関する研究

Research Project

Project/Area Number 16540238
Research InstitutionNiigata University

Principal Investigator

中野 博章  新潟大学, 自然科学系, 助教授 (60262424)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 宗 博人  新潟大学, 自然科学系, 助教授 (20196992)
Keywordsくりこみ群 / 超対称性 / 赤外固定点 / 超共形場
Research Abstract

本計画は、超対称性を破る相互作用に対する閾値効果を取り上げ、摂動の任意次数で正しい一般公式を、超場形式に基づいて導くことを目指している。超対称性の破れに対する閾値補正(重い場の効果)には、離脱する場の種類に応じて、
(1)カイラル・メッセンジャ模型:物資場(カイラル超多重項)が離脱する場合
(2)ベクトル・メッセンジャ模型:ゲージ場(ベクトル超多重項)が離脱する場合、
の二種類があるが、これまでの結果はおもに前者の場合に限られていた。そこで、今年度は後者の場合への拡張を検討した。その成果の一部は学会発表の予定である。
一方、我々の一般公式の応用例として、新しい超対称模型をとりあげ、その模型での閾値補正を検討した(京都大の小林達夫氏、金沢大の寺尾治彦氏との共同研究)。この模型では、従来の超対称標準模型にあった超対称な階層性問題を解消するため、TeV領域より高いエネルギー領域で、超共形固定点を持つ強結合セクタが存在し、かつ、そのセクタがTeV領域で離脱することが仮定されている。この強結合セクタを仮定する利点は、その相互作用の結果、トップクォークとの湯川結合を保ちつつ、ヒッグス場の質量パラメータを抑制することができることである。しかし、強結合セクタが離脱する際に、ヒッグス場の質量に大きな閾値補正が出ると、その利点が失われてしまう。我々は、閾値公式に基づくことで、そのような大きな補正が出ないことを確かめることができた。

  • Research Products

    (2 results)

All 2005

All Journal Article (2 results)

  • [Journal Article] Induced Top-Yukawa Coupling and Suppressed Higgs Mass Parameters2005

    • Author(s)
      Kobayashi, Tatsuo
    • Journal Title

      Physical Review D 71

      Pages: 115009-1-115009-10

  • [Journal Article] Genuine Symmetry of a Staggered Fermion2005

    • Author(s)
      Itoh, Kastsumi
    • Journal Title

      Progress of Theoretical Physics 114, 3

      Pages: 631-641

URL: 

Published: 2007-04-02   Modified: 2016-04-21  

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