• Search Research Projects
  • Search Researchers
  • How to Use
  1. Back to project page

2005 Fiscal Year Annual Research Report

圧縮性回転流体中の流れのトポロジーに関する研究

Research Project

Project/Area Number 16560147
Research InstitutionOkayama University

Principal Investigator

柳瀬 眞一郎  岡山大学, 大学院・自然科学研究科, 教授 (20135958)

Keywordsコリオリ力 / 遠心力 / スペクトル法 / 渦構造 / サイクロニック渦 / 平板間流
Research Abstract

圧縮性回転流体中の遷移状態および乱流を計算するための計算コードを作成した。並列計算を行うための最適化を工夫した。特にFFTを実行する部分の高速化を図った。CPU間のデータ転送が高速計算の障害となることを防止するため、コーディングの工夫だけでなく計算機システムのハード面の改良を行い、相当な高速化を達成した。得られたデータは適当な可視化ソフトによって渦度場を良く観測できるように加工した。今回は、渦管だけではなく渦層にも注目しているため、速度勾配テンソルの2次不変量ばかりでなく、様々な物理量の可視化を行い、渦構造を詳細に調べた。また、衝撃波などの不連続面が発生しているので、それらを調べるため、等密度面を解析した。同時に、圧力場と密度場の一意的な関係から圧力も解析することができた。それにより、回転流体中での渦構造の発展と不連続場との対応を詳細に調べることができた。次に、実用的な回転流体機械内での流れを調べるため、既に研究室で保有する市販流体解析ソフトを用いて回転流体の計算と可視化を行った。その結果、遠心力が流体に及ぼす様々な影響が明かとなり、流体機械の改良に関するヒントが得られた。これらの研究結果の一部は、フランスのグルノーブル大学でのセミナーで発表し、多くの専門研究者と議論を行い、まだ不十分な点の認識を明らかにすることができた。グルノーブルではコリオリマシーンと呼ばれる巨大な回転水槽を見学し、その中の水流の観測から得られる膨大なデータの解析を実際に行っている様子を見た。これを基にしてさらに研究を発展させる計画を練っている。

  • Research Products

    (2 results)

All 2005

All Journal Article (2 results)

  • [Journal Article] Transition from steady to chaotic state of isothermal and non-isothermal flows through a curved rectangular duct2005

    • Author(s)
      S.Yanase, R.N.Mondal, Y.Kaga, K.Yamamoto
    • Journal Title

      Journal of the Physical Society of Japan Vol.74 No.1

      Pages: 345-358

  • [Journal Article] Numerical study of non-isothermal flow with convective heat transfer in a curved rectangular duct2005

    • Author(s)
      S.Yanase, R.N.Mondal, Y.Kaga
    • Journal Title

      International Journal of Thermal Sciences Vol.44, No.11

      Pages: 1047-1060

URL: 

Published: 2007-04-02   Modified: 2016-04-21  

Information User Guide FAQ News Terms of Use Attribution of KAKENHI

Powered by NII kakenhi