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2004 Fiscal Year Annual Research Report

プリンタ・複写機における紙しわ発生メカニズム解明に関する基礎研究

Research Project

Project/Area Number 16560206
Research InstitutionNagaoka University of Technology

Principal Investigator

矢鍋 重夫  長岡技術科学大学, 工学部, 教授 (30016662)

Keywords省力化機器 / 柔軟媒体搬送 / 定着ローラ / 紙 / 紙しわ / 摩擦力特性 / 紙厚さ / 押付け力
Research Abstract

開発時、プリンタ等の定着部で紙しわが発生することが経験的によく知られている。本研究は、定着部における紙しわ発生のメカニズムを解明することを目的として、本年度は(A)紙-ゴムローラ間の摩擦力測定実験および(B)用紙の一部を水で濡らし不整を与えた紙をヒータを除いた定着ローラユニットに通紙してしわ発生実験を行った。得られた結果を以下に要約する。
(A)摩擦力測定実験他
(1)紙・ゴムローラ間の動摩擦力は、すべり速度の増加と共にゼロから急激に立ち上がり一定の値へ漸近する。その立ち上がりは、ゴム硬度、ローラ周速、ローラ押付け力が大きい程、急になる。
(2)(1)で得た摩擦特性を用いてゴムローラによる紙搬送のFEMシミュレーションを行ったところ、実験とほぼ同じ紙速度が得られた。
(3)ゴムローラ外周の線素は押付け部(ニップ)で伸び歪を生じ、そのローラ表面速度(紙搬送速度)はローラ周速より速くなる。様々な条件下における伸び歪をFEM計算し、この歪が押付け力をヤング率とローラ半径の積で除した値の平方根に比例することを示した。
(B)紙しわ発生実験
(1)紙厚さが小さい程、押付け力が大きい程、紙しわは発生しやすい。紙厚さが小さい場合、しわの幅は狭く、しわ断面の曲率半径も小さい。
(2)紙しわの凸部は紙がゴムローラに接触する面に生じる。

  • Research Products

    (1 results)

All 2005

All Journal Article (1 results)

  • [Journal Article] ゴムローラによる紙搬送の実験的研究2005

    • Author(s)
      中平健作, 矢鍋重夫
    • Journal Title

      日本機械学会北陸信越支部第42期総会・講演会 講演論文集 NO.047-1

      Pages: 119-120

URL: 

Published: 2006-07-12   Modified: 2016-04-21  

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