2004 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
16560358
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Research Institution | Muroran Institute of Technology |
Principal Investigator |
相津 佳永 室蘭工業大学, 工学部, 助教授 (20212350)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
三品 博達 室蘭工業大学, 工学部, 教授 (90001304)
湯浅 友典 室蘭工業大学, 工学部, 助手 (60241410)
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Keywords | 分光反射率 / 酸素飽和度 / 皮膚計測 / トポグラフィ / モンテカルロシミュレーション / 吸光度 / 等吸収点 / 重回帰分析 |
Research Abstract |
最近の急速な皮膚ガン罹患率の増加に伴い,皮下腫瘍部を非接触,簡便に可視化する手段が求められている.本研究は,分光学的手法でありながら酸素飽和度に依存せずに皮下血液領域の深さと厚みを特定し,正しい血液濃度と酸素飽和度を求めることで,生理データと形状データの両方を同時提供可能な生体組織の新しい光学的トポグラフィ技術の開発を目的とした. 1.皮膚組織層状モデルのモンテカルロシミュレーションにより,酸化・還元血液の光吸収が等しくなる7ヶ所の等吸収点から最適2波長を420nmと585nmに選定した. 2.波長800nmにおける近赤外光等吸収点画像を追加した3波長での吸光度比から,深さと厚みを同時推定する新規手法を開発した. 3."吸光度比-深さ"特性データをモンテカルロシミュレーションで生成し,参照テーブルとして作成した.これを用いて画像内の周囲正常部データから被検者毎のメラニン・血液濃度の測定値に基づき,個人差・部位別差異を補正する実験式を確立した. 4.上記1,2で選定した3波長の狭帯域干渉フィルター,可視近赤外用冷却式14ビットモノクロ型CCDカメラ,制御・計測用パーソナルコンピュータを用いて,等吸収点画像撮影装置を構成した.また,校正済み標準反射板と照度計を用いて,幾何条件一定の下,装置全体の分光感度と輝度特性を測定し,校正データを算出した. 5.撮影した画像データを補正した後,周囲正常部のメラニン・血液濃度を重回帰式により推定し,3で作成した参照テーブルを介して深さと厚みを算出した上で,最後に血液領域の凹凸分布画像を表示するソフトウェアをMATLABで開発した.
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Research Products
(4 results)