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2006 Fiscal Year Annual Research Report

むだ時間システムの実用的制御法

Research Project

Project/Area Number 16560386
Research InstitutionThe University of Tokushima

Principal Investigator

久保 智裕  徳島大学, 大学院ソシオテクノサイエンス研究部, 教授 (20205123)

Keywordsむだ時間システム / メモリーレスフィードバック / 最適レギュレータ
Research Abstract

本研究では,遅れ型および中立型むだ時間系に対する最適レギュレータの構成法を検討するとともにその性質を調べ,実用的な制御システム設計法として提案することを目的としています.平成18年度には,以下の3つの小テーマを軸として研究を行いました.
1.複数の時変むだ時間を含む系に対する最適メモリーレスレギュレータの適用
産業応用上重要な制御対象の中には,時変むだ時間を含む系がしばしば見られます.これまでの本研究では遅れ型の時変むだ時間を含む系をとりあげ,評価関数に時変重みを持たせることにより,最適メモリーレスレギュレータが構成できることを示すことができました.またそれが有限次元最適レギュレータと同様のロバスト安定性をもつことを示すことができました.平成18年度には,互いに独立な複数の時変むだ時間を含む系に対して最適メモリーレスレギュレータが構成できることを示し,それが上記と同様のロバスト安定性をもつことを示すことができました.
2.時変むだ時間を含む系に対する最適メモリーレスレギュレータによる指数安定度指定
実用上の見地からすると,制御システムは単に安定であるというだけでなく,ある程度以上の応答の速さをもつことが要求されます.これは指数安定度を指定することによって保証されます.平成18年度は時変むだ時間を含む系に対して最適メモリーレスレギュレータによって指数安定度を指定する方法について示すことができました.
3.複数の中立型むだ時間を含む系に対する最適レギュレータによる指数安定度指定
これまでの本研究により,複数の中立型むだ時間を含む系に対し最適メモリーレスレギュレータを構成できることを示すことができました.平成18年度は,それによる指数安定度の指定ができることを示すことができました.

  • Research Products

    (1 results)

All 2006

All Journal Article (1 results)

  • [Journal Article] Inverse LQ Regulator of Systems with Multiple Time-Varying Delays2006

    • Author(s)
      Tsuyoshi Matsuki
    • Journal Title

      IEEJ Transactions on Electronics, Information and Systems 126・9

      Pages: 1159-1164

URL: 

Published: 2008-05-08   Modified: 2016-04-21  

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