2005 Fiscal Year Annual Research Report
地盤震動特性に基づく地中構造物のライフサイクルリスク評価手法開発
Project/Area Number |
16560426
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Research Institution | Yatsushiro National College of Technology |
Principal Investigator |
渕田 邦彦 八代工業高等専門学校, 土木建築工学科, 教授 (80124155)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
柿本 竜治 熊本大学, 政策創造研究センター, 助教授 (00253716)
橋本 淳也 八代工業高等専門学校, 土木建築工学科, 講師 (50300661)
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Keywords | 有効応力解析 / ライフライン / 非線形特異応答 / 液状化 / ネットワークシステム / 信頼性解析 |
Research Abstract |
強い地震動に対する表層地盤の非線形特異応答特性の把握とライフライン地中構造物の被害予測手法及び対策手法の開発を目的として,阪神淡路大震災による被災地区の表層地盤モデルに対して,既開発の有効応力解析プログラムによる地震応答解析を実施し,不整形地盤部での加速度応答の集中地域と震災の帯との対応や沿岸部付近の液状化と管路被害分布との対応を確認した. 次に,地盤の特異応答入力に対するライフライン地中構造物の応答解析手法として,応答変位法に基づく解析プログラム及び弾性波動論に基づく動的解析法のプログラム整備を行い,管体の変形や継手部変位・断面力に関する数値計算の予備検討を行った. 一方,既に開発しているモンテカルロシミュレーションに基づく信頼性解析手法を用いて,仮定したモデル及び八代市上水道管路網の実際のモデルに対して,ネットワークシステム全体の耐震信頼性の数値解析を実施し,種々のパラメータに対する耐震信頼性データとしての蓄積を進めた.また被災した場合の費用算定などから耐震信頼性と総費用との関係について経済評価を試みた。 さらに,常時の上水道施設の維持管理手法をベースとして,地震による被災が生じる場合に要する費用の算定についてシミュレーションを実施し,予測値の範囲に相当する分をリスクと定義して,マネージメント手法と関連づけて仮想のモデルによる検討を行うなど,評価手法の開発を進めている.
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