2005 Fiscal Year Annual Research Report
多機能大型三主応力試験装置の開発および各種土質試験装置設計図面データベースの構築
Project/Area Number |
16560429
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
佐藤 剛司 東京大学, 生産技術研究所, 助手 (30092224)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
古関 潤一 東京大学, 生産技術研究所, 教授 (30272511)
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Keywords | 三主応力制御試験 / 土質試験装置設計図 / 図面データベース / 平面ひずみ圧縮試験 / 画像解析 / 粗粒地盤材料 / せん断層 / ひずみ局所化 |
Research Abstract |
大型三主応力試験装置の多機能化と各種土質試験装置設計図面データベースの構築を目的として検討を行っている。これまでに、平面ひずみ圧縮試験を行える高容量の拘束板とベアリング付ペデスタルを新規製作し、明確な境界条件のもとで供試体のひずみ分布を高精度な画像解析により計測できるようにして、硬質な粗粒地盤材料を対象とした試験を実施してきた。最終年度である本年度は、締固めた千葉礫の大型平面ひずみ圧縮試験結果を対象とした画像解析を実施し、大振幅の繰返し載荷履歴の影響について検討した。また、長期クリープ載荷装置を製作するとともに、これまでに設計・製作した各種の土質試験装置を対象に設計図面のデータベースを作成した。本研究で実施した大型平面ひずみ圧縮試験装置の製作とこれを用いた試験で得られた成果を以下に示す。 1.透明な拘束板を新規製作することにより、供試体側面の変形状況を高分解能のディジタルカメラで記録できるようにした。また、ローラーベアリングを有するペデスタルを新規製作し、せん断層発生後の供試体の剛体的な水平変位が自由に生じるようにして、明確な境界条件のもとで試験が行えるようにした。 3.製作した試験装置を用いて、締固めた千葉礫の大型平面ひずみ圧縮試験を実施した。記録した供試体側面の変形状況の画像解析を行い、せん断層の発生前後の局所的なひずみ分布の変化と、せん断層の厚さ、せん断層に水平・鉛直な各変位成分などを求め、全体的な強度変形特性との関連、および大振幅の繰返し載荷履歴の影響を明らかにした。
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Research Products
(6 results)