2006 Fiscal Year Annual Research Report
土砂斜面上の落石の運動および衝撃力に及ぼす地盤条件の影響
Project/Area Number |
16560442
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Research Institution | Matsue National College of Technology |
Principal Investigator |
河原 荘一郎 松江工業高等専門学校, 環境・建設工学科, 助教授 (50169752)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
柴田 俊文 松江工業高等専門学校, 環境・建設工学科, 助手 (30342546)
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Keywords | 落石 / 衝撃力 / 落石覆工 / 敷砂緩衝材 / 室内実験 / 土砂災害 |
Research Abstract |
落石の形状および敷砂緩衝材の厚さの違いが衝撃力に及ぼす影響を調査することを目的とした。そのため、落石に見立てた重錘のまさ土上への落下衝撃の室内実験を行った。 直径50mmの半球体の重錘(落石に相当する)を、内径200mm、厚さ150mmのモールドに充填した3種類の乾燥密度からなるまさ土(敷砂緩衝材に相当する)上に、落下高16〜46cm、重錘質量3〜7kgの計16通りの組合せにて落下させ、重錘貫入量、重錘加速度を測定した。 その結果、既往の平底の重錘に対する実験結果(平成14年度に実施)および平成17年度に行った実験(半球体の重錘で試料厚さ100mm)の結果と比較し、以下に示す知見が得られた。 1.重錘貫入量は、半球体の方が平底より大きくなる。これは、半球体は平底に比べ、接地面積が小さくなり、応力が集中するためである。また、試料が厚い場合のほうが、重錘貫入量は大きくなる。 2.重錘の衝撃加速度波形は、平底では重錘質量が大きいとき2つのピークが現れるのに対し、半球体では重錘質量に関わらず1つしか現れない。また、平底に比べ半球体の重錘は、波形の立ち上がりが緩やかで、衝撃持続時間が短い。これは、平底は衝突したときの土の抵抗が大きく、短時間で減速するためである。さらに、試料が厚い場合のほうが、重錘の衝撃加速度は小さくなり、緩衝効果が高まる。 3.重錘の最大衝撃加速度は、半球体の方が平底より小さくなる。また、試料が厚い場合のほうが、重錘の最大衝撃加速度は小さくなり、緩衝効果が高まる。
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Research Products
(3 results)