2004 Fiscal Year Annual Research Report
コンクリートメーソンリー壁体を有する建築物の耐震性能評価に関する研究
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16560503
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| Research Institution | Oita University |
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Principal Investigator |
菊池 健児 大分大学, 工学部, 教授 (50117397)
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| Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
吉村 浩二 大分大学, 工学部, 教授 (90037961)
黒木 正幸 大分大学, 工学部, 助手 (10295165)
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| Keywords | 型枠コンクリートブロック造 / メーソンリー / 耐力壁 / 耐震性能 / コンクリートブロック / すべり破壊 / 静的漸増載荷解析 / 終局強度 |
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| Research Abstract |
(1)全充填型の補強コンクリートブロック造である型枠コンクリートブロック造の主要な耐震要素である耐力壁の耐震性能を実験的に把握するため,試験体6体に対する一定軸力下の静的繰り返し水平加力実験を行なった。この実験ではブロック壁体脚部における壁体のすべりによる破壊するタイプの試験体を中心に設計・製作し,主な実験パラメータは(1)耐力壁に作用する鉛直軸力,(2)すべり防止のためだぼ筋の有無とした。実験結果は,本研究室における既往の実験結果と合わせて検討を行なった。その結果,ブロック壁体のすべり破壊モードに対する終局強度の推定式については,ブロック目地の接着強度と壁体内縦筋の引張力による付加軸力を実験結果に基づき評価して新たな推定式を提案し,この推定式を用いることにより,すべり破壊モードに対する終局強度の推定精度が向上することを確認した。また,本構造耐力壁の各種耐震性能(初期剛性,曲げおよびせん断ひび割れ強度と発生時層間変形角,終局曲げ強度・終局せん断強度や終局すべり強度とそのときの層間変形角,限界変形時耐力とそのときの層間変形角,エネルギー吸収性能など)について既往の実験結果と合わせて検討を行なった。
(2)型枠コンクリートブロック造の5階建てモデル建物を設定し,立体モデルに対する静的解析およびフレームモデルに対する非線形静的漸増載荷解析を行ない,本構造建物の地震時の構造挙動について予備的検討を行なった。
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