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2005 Fiscal Year Annual Research Report

イネのSINE、P-SINE1のエピジェネティックな発現制御のダイナミズム

Research Project

Project/Area Number 16570001
Research InstitutionThe University of Tokyo

Principal Investigator

土本 卓  東京大学, 分子細胞生物学研究所, 助手 (60212057)

Keywordsイネ / SINE / レトロポゾン / トランスポゾン / エピジェネティック / メチル化 / siRNA
Research Abstract

昨年度までの研究から、イネのレトロポゾンp-SINE1の配列がメチル化されていること、p-SINE1の配列を持つsiRNAがイネ細胞内に存在していることが明らかとなり、それらのDNAメチル化やsiRNAはイネのレトロポゾンp-SINE1の発現の組織特異性や環境条件による変化よりも、構成的な発現抑制に関与していることが示唆された。本年度はsiRNAの、p-SINE1の発現やDNAメチル化への関与をより直接的に調べるため、siRNAの生成に関与するRNAaseであるDCL(DICER-LIKE)タンパク質をコードする5個の遺伝子(OsDCL1〜OsDCL5)の発現をそれぞれ抑制したイネ培養細胞の形質転換系統を用い、解析を行った。その結果、(1)p-SINE1のsiRNA量はOsDCL3とOsDCL5の発現抑制系統で特に減少していたこと、(2)p-SINE1転写産物量はOsDCL3とOsDCL5の発現抑制系統で特に増加していたこと、(3)RAサブファミリーメンバーのp-SINE1のメチル化はOsDCL3やOsDCL5の発現抑制系統であまり減少せず、OsDCL4の発現抑制系統で最も顕著に減少していたこと、がわかった。これらは、p-SINE1の発現抑制にOsDCL3とOsDCL5によって作られたsiRNAが関与していることを示唆しているとともに、それらのDCLによって作られたsiRNAがいくつかのRAサブファミリーメンバーのp-SINE1配列のメチル化に必要ではないことを示す。

  • Research Products

    (2 results)

All 2006 2005

All Journal Article (2 results)

  • [Journal Article] 植物のレトロポゾンSINE2006

    • Author(s)
      土本 卓
    • Journal Title

      化学と生物 44(2)

      Pages: 93-101

    • Description
      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [Journal Article] Two new SINE elements, p-SINE2 and p-SINE3, from rice2005

    • Author(s)
      Jiang-Hong Xu
    • Journal Title

      Genes & Genetic Systems 80(3)

      Pages: 161-171

    • Description
      「研究成果報告書概要(和文)」より

URL: 

Published: 2007-04-02   Modified: 2016-04-21  

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