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2004 Fiscal Year Annual Research Report

血小板シグナル伝達機構の解析-プロテオミックス及び組換え蛋白導入を用いた解析

Research Project

Project/Area Number 16570163
Research InstitutionKurume University

Principal Investigator

諸井 将明  久留米大学, 分子生命科学研究所, 教授 (00049074)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 大沼 雅明  久留米大学, 分子生命科学研究所, 講師 (20223901)
三浦 芳樹  久留米大学, 分子生命科学研究所, 講師 (90279240)
Keywords血小板 / Rap1 / チロシンリン酸化 / GPVI
Research Abstract

1)血小板におけるRap1活性化反応の解析
G蛋白であるRap1は血小板に大量に存在し、血小板の活性化に伴ってGTP結合型に変換される。このRap1の活性化の血小板における機能を明らかにするために、血小板活性化時におけるRap1活性化とインテグリンの活性化、放出反応、チロシンリン酸化などの反応との関連を解析した。特にGPVIを介した活性化において、Rap1の活性化は従来報告されているインテグリン活性化反応との関連よりもむしろ放出反応と強い関連性を持つことを見出した。このことはRap1活性化反応が放出反応に関与していることを示唆している。
またこの反応にPI 3-kinaseのp85αを介したチロシンリン酸化反応が関与していることを示すことができた。現在投稿中。
2)Rap1と相互作用する蛋白の同定
Rap1の具体的な機能に関しては現在まったく分かっていない。このことを明らかにするためRap1と相互作用する蛋白の検索を行っている。GSTと融合したRap1の活性化型Rap1V12および非活性化型のRap1N17を大腸菌を用いて調整し、このRap1に結合する血小板蛋白をプロテオミクスを用いて現在同定しようとしている。
3)血小板内への蛋白質導入法の検討
最近ペプチド及び蛋白質を細胞内に導入する方法がいくつか見出されている。これらの方法、すなわちTAT, ANTなどの導入配列を持ったペプチドを用いる方法、シグナル配列のような疎水性の配列ペプチドを用いる方法及びエレクトロポレーションを用いる方法を検討した。これらの方法によりペプチドが血小板内に取り込めたという結果は得られているが、特異性の問題と量的な問題に関してまだ十分な結果は得られていない。さらに条件を検討中である。

  • Research Products

    (1 results)

All 2004

All Journal Article (1 results)

  • [Journal Article] Platelet glycoprotein VI : its structure and function2004

    • Author(s)
      Moroi, M
    • Journal Title

      Thromb. Res. 114・2

      Pages: 221-233

URL: 

Published: 2006-07-12   Modified: 2016-04-21  

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