2005 Fiscal Year Annual Research Report
日本型イネとペルー品種Jamaicaとの雑種致死原因遺伝子HWC1,2の単離
Project/Area Number |
16580001
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Research Institution | College of Agriculture, Ibaraki University |
Principal Investigator |
久保山 勉 茨城大学, 農学部, 助教授 (10260506)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
丸橋 亘 明治大学, 農学部, 教授 (00181826)
一谷 勝之 鹿児島大学, 農学部, 助教授 (10305162)
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Keywords | 生殖隔離 / 雑種弱勢 / Oryza sativa / イネ / 根の伸長異常 / 遺伝子単離 / map based cloning / 連鎖非平衡 |
Research Abstract |
<Hwc1について>昨年度の研究によりHwc1の連鎖地図上の位置は、第1染色体長腕部SSRマーカーRMKG8とRM5の間にあることが明らかになったため、Jamaica×KasalathのF2分離集団約3500個体について、RMKG2とIBA2の間で組換えが起きている個体を選抜し、それぞれの組換え点よりHwc1の位置を絞り込んだ。その際、昨年作成したSSRマーカーのMRG2704、RMKG8、1塩基多型を利用したdIBA3、dIBA5、等を利用すると共に、新たなマーカーを作成した。これらのマーカーを利用してHwc1の地図上の位置を特定した結果、Hwc1の位置は、RMKG37とRMIBA6の間25kbpであることが明らかとなった。 <Hwc2について>昨年度の研究により日本晴とKasalathの組合せにおいてHwc2領域は組換えが抑制されていることが明らかとなった。そのため、本年度は日本晴とKasalath以外の6つの交配組合せで各200個体ずつ播種し、組換え抑制程度を調査した。その結果、Kasalathと熱研2号の組合せで高頻度に組換え個体が検出されたが、これらをさらに内側のマーカーで調査したところ、Hwc2領域では組換えが生じておらず、Hwc2の絞り込みには使えなかった。しかし、あそみのりと金南風の組合せでは、組換え頻度は低かったもののHwc2絞り込みに利用できる組換え点が生じており、Hwc2はC111^*1とRM5473の間約80kbpの中に存在することが明らかになった。
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