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2005 Fiscal Year Annual Research Report

ニンジン由来ジベレリン合成酵絵遺伝子の体細胚特異的な発現とその制御機構の解明

Research Project

Project/Area Number 16580084
Research InstitutionYamagata University

Principal Investigator

三橋 渉  山形大学, 農学部, 教授 (50192761)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 豊増 知伸  山形大学, 農学部, 助教授 (60272085)
Keywordsニンジン / 体細胞胚 / ジベレリン
Research Abstract

本研究はニンジンの体細胞胚形成における植物ホルモン,ジベレリン(GA),の役割を明らかにすることを広義の目的とし,ジベレリン合成酵素であるGA3酸化酵素(群)に注目し,これら遺伝子の発現制御を調べている.これまで当研究室においてニンジン植物より単離され,体細胞胚形成時に特異的に発現上昇の見られる3種類のGA3酸化酵素遺伝子について,平成16年には,これら遺伝子の体細胞胚における発現部位をin situハイブリダイゼーション法により調べた。その結果を受け,平成17年度には,体細胞胚で発現局在が観察された2種の遺伝子に関して,正常な種子胚における発現とmRNAの分布を調べることとした.植物材料にはニンジンを用い,開花後,胚を含む子房組織を経時的に採集,各々についてcDNA鋳型を作成し,半定量RT-PCR法により解析した.その結果,体細胞胚とは異なる発現パターンを示す遺伝子があったことから,in situハイブリダイゼーション法を用いて,それぞれの遺伝子の発現部位を調べた.プローブにはセンスおよびアンチセンス方向に調製したRNAプローブを用い,サンプルには開花後,経時的に採取した胚を含む子房組織を用いた.こらのサンプルでは大きな子房組織があることから,通常のホルマリン固定ではなく,クロム酸を用いた強力な固定を試みることとし,パラフィン包埋後,10μm前後の切片を作成し,ハイブリダイゼーションを行った.なお,強い固定を行ったことから,切片のプロテイナーゼK処理については,濃度を数段階試みる等,注意深く行った,その結果,予備的な結果ではあるが,少なくとも1種類の遺伝子については有意なシグナルを観察することができ,その分布は体細胞胚と同じであった.今後,有意なシグナルの得られなかった1種の遺伝子の発現を明らかにするために,切片の固定状態の検討をさらに行っていく予定である.

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Published: 2007-04-02   Modified: 2016-04-21  

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