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2004 Fiscal Year Annual Research Report

魚類ノダウイルスレセプターの同定と新規ウイルス防除法開発への展開

Research Project

Project/Area Number 16580151
Research InstitutionHiroshima University

Principal Investigator

冲中 泰  広島大学, 大学院・生物圏科学研究科, 助教授 (80363034)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 中井 敏博  広島大学, 大学院・生物圏科学研究科, 教授 (60164117)
Keywords魚類ノダウイルス / ウイルスレセプター / Yeast Two-Hybid System / 外被タンパク質
Research Abstract

本研究は、海産魚のウイルス性神経壊死症の原因である魚類ノダウイルスが宿主細胞への感染時に侵入門戸として利用するレセプターの同定・解析を目的とし、新規ウイルス防除法の開発に迫るものである。レセプター同定の方法として、現在Yeast Two-Hybrid Systemを利用したレセプターcDNAのスクリーニングを行っている。すなわち、魚類細胞表面のレセプターと相互作用するのは魚類ノダウイルス粒子の最外層を構成する外被タンパク質(CP)と考えられることから、そのCPをベイトとして、魚類培養細胞E-11から得た発現cDNAライブラリーに対しCP-宿主タンパク質相互作用を指標としたスクリーニングを行っている。まず、実験の第一段階として、E-11細胞からmRNAを抽出し、oligo dTプライマーを使用してcDNAライブラリーを作製した。その結果、約200万のプライマリークローンを含むcDNAライブラリーを作製することができた。次に、CPをベイトとして、この200万クローンをスクリーニングしたところ、CPと相互作用をしていると思われる候補クローンが3種類得られた。一般的に、Yeast Two-Hybrid Systemを利用したスクリーニングでは、これら候補クローンが"擬陽性"ではないことを他の評価系を用いて証明することが必要である。そのため、得られた候補クローン断片をpGEX-2TKベクター(Amersham Pharmacia Biotech)に繋いでGST-宿主タンパク質融合タンパク質を作製し、in vitroにおいてその融合タンパク質とCPとの相互作用を確認しているところである。

URL: 

Published: 2006-07-12   Modified: 2016-04-21  

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