2004 Fiscal Year Annual Research Report
農地改革と自作農の形成・変貌・解体過程に関する日韓比較研究-いわゆる「農地改革」と「自作農」概念の理論的実証的再検討-
Project/Area Number |
16580176
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Research Institution | Shinshu University |
Principal Investigator |
加藤 光一 信州大学, 農学部, 教授 (60244836)
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Keywords | 農地改革 / 農地法 / 親環境農業政策 |
Research Abstract |
本年度は、テーマに関する文献・統計関係資料の収集と次の地域の調査を実施した。 1.韓国における定点調査地である忠清南道・論山市野花二里の悉皆調査。 1985年度から実施している韓国農村経済研究院の調査票をもとに、加藤が独自に実施した1997年調査、1999年調査、2001補充調査、そして2004年度の調査で、里=むらの具体的な変貌過程がトレース可能になった。現在、農地改革に関する資料の所在を探している過程である。 2.山形県酒田市旧北平田村新青渡集落の抽出調査(予備調査) 加藤がかって1983年、1994年に実施した調査票をもとに、予備調査を兼ねて抽出調査を実施した。また同時に、農地改革時の文書の整理と発見を行った。 3.韓国における農地法改正過程と新しい政策体系に関する資料収集 この点については、農地法制定以後の改正点に関する翻訳を実施した。それとの関係で親環境農業政策に関する調査も実施した。 本年度は調査と資料収集に徹したため、本格的な分析は次年度以降である。
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Research Products
(1 results)