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2005 Fiscal Year Annual Research Report

植物における外来遺伝子超高発現システム

Research Project

Project/Area Number 16580282
Research InstitutionISHIKAWA PREFECTURAL UNIVERSITY

Principal Investigator

森 正之  石川県立大学, 生物資源環境学部, 助教授 (00320911)

Keywords形質転換植物 / サイレンシングサプレッサー / ウイルスベクター / 外来遺伝子発現
Research Abstract

(1)CMV-2b、HC-Pro、TBSV p19およびTSWV NSsを発現する形質転換ベンサミアーナ植物の作製と遺伝子発現
上記4種のサプレッサー遺伝子をそれぞれエストロジェン誘導プロモーターに連結し、アグロバクテリウム法で導入した形質転換植物を作成した。その結果、4種類のサプレッサー遺伝子のそれぞれ全てについて、エストロジェン処理特異的にサプレッサー遺伝子の発現が認められる形質転換植物が得られた。
(2)2種類のサプレッサー(CMV-2bとHC-ProまたはTBSV p19とTSWV NSs)を併せ持つ形質転換植物の作製
遺伝子の誘導発現が認められたCMV-2b植物とHC-Pro植物、またはTBSV p19植物とTSWV NSs植物をそれぞれ交配した。F1植物からPCR法を用いて2種類のサプレッサー遺伝子をあわせ持つ植物(2b+HC-Pro植物およびp19+NSs植物)を選抜した。さらに、エストロジェン処理により遺伝子発現を分析し、2種類のサプレッサーをともに誘導特異的に発現する個体を選抜した。
(3)4種類のサプレッサーを併せ持つ2b+HC-Pro+p19+NSs植物の作製
2b+HC-Pro植物とp19+NSs植物をさらに交配することにより4種類のサプレッサーを併せ持つ2b+HC-Pro+p19+NSs植物の作製を試みた。F2植物をPCR法で調べ、4種のサプレッサー遺伝子全てを持つ植物(2b+HC-Pro+p19+NSs植物)を選抜した。現在、この植物においてエストロジェン処理によるサプレッサー遺伝子の誘導発現を分析した。また、同時に分離してきた種々の組み合わせのサプレッサー遺伝子を発現する植物を用い、mRNA増幅システムにおけるサイレンシング抑制効果の分析を行った。
(4)サプレッサー誘導発現植物における誘導発現ブロムモザイクウイルスベクターの複製解析
(2)および(3)で作出されたサプレッサー誘導発現植物においてブロムモザイクウイルスベクターの誘導発現を行った。その結果、少なくともHC-Pro植物またはTBSV p19を誘導発現する植物において、ブロムモザイクウイルスベクターの複製に対するサイレンシングの誘導が抑制され、ウイルスベクターの蓄積量が増加することが認められた。また、これらの植物では、サイレンシングサプレッサーを恒常的に発現した場合に認められる顕著な形態異常は観察されなかった。

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Published: 2008-05-08   Modified: 2016-04-21  

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