2007 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
16590115
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Research Institution | Gifu Pharmaceutical University |
Principal Investigator |
平野 和行 Gifu Pharmaceutical University, 薬学部, 教授 (90057365)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
臼井 茂之 岐阜薬科大学, 薬学部, 准教授 (40176665)
井口 和弘 岐阜薬科大学, 薬学部, 助教 (10295545)
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Keywords | 薬剤性肝障害 / HepG2細胞 / Myb / リジン水酸化酵素2 / コラーゲン関連因子 / メトホルミン / βアクチン / プロリン水酸化酵素 |
Research Abstract |
本年度は、(1)サブトラクションcDNAライブラリーのスクリーニング(2)転写因子mybによるリジン水酸化酵素2の発現調節機構の解析(3)転写因子mybによる各種コラーゲン生合成関連因子の発現量の変化について検討を行った。 (1)アセトアミノフェン、メトホルミンまたはブホルミンをHepG2細胞に処理した時に特異的に発現変化する遺伝子のスクリーニングを行い、メトホルミンによるβアクチン発現上昇を見出した。 (2)リジン水酸化酵素2遺伝子上流に存在するmyb結合配列に変異を導入したレポータープラスミドを3種類作成した。レポータージーンアッセイの結果より、いずれの変異プラスミドを用いた場合においても、c-mybによるリジン水酸化酵素2の転写活性化の抑制は観察されなかった。したがって、c-mybによるリジン水酸化酵素2遺伝子の発現亢進作用は、c-mybのmyb結合配列への直接的な結合により説明できないことが考えられた。 (3)転写因子c-mybおよびB-mybをHepG2細胞に過剰発現させたときの、各種コラーゲン関連因子の発現量をRT-PCR法により測定した。その結果、c-mybをHepG2細胞に過剰発現させた場合、プロリン水酸化酵素βの発現減少が観察された。この発現減少は、B-mybを過剰発現させた場合においても認められた。一方、リジン水酸化酵素1および3、リジン酸化酵素、プロリン水酸化酵素αの発現変化は認められなかった。
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Research Products
(1 results)