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2005 Fiscal Year Annual Research Report

精巣上体の生後機能分化および性ホルモンによるその制御の分子機構

Research Project

Project/Area Number 16590136
Research InstitutionChiba University

Principal Investigator

小宮山 政敏  千葉大学, 環境健康都市園芸フィールド科学教育研究センター, 講師 (70175339)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 森 千里  千葉大学, 大学院・医学研究院, 教授 (90174375)
深田 秀樹  千葉大学, 大学院・医学研究院, 特任助教授 (00359598)
Keywords精巣上体 / 遺伝子発現 / 発生 / 分化 / DNAマイクロアレイ / マウス
Research Abstract

昨年度、マイクロアレイ解析によってピックアップされた、精巣上体の生後発達に伴って発現が大きく変化する遺伝子について、そのいくつか(cauxin、Itmap1、Crisp1、Adam7)の発現状況をリアルタイムRT-PCRにより定量解析した。その結果、マイクロアレイによるデータと良く一致することが確認された。また遺伝子発現変化は、生後1週、3週、5週、8週で調べると、1週から3週の間で変化が大きく、その後はあまり変化しないことから、マウスにおける精巣上体は、遺伝子発現レベルでは生後3週でほぼ成熟の域に達していると考えられた。
次に、性ホルモンが精巣上体の生後発達にどのように作用するかを調べるため、雄マウス新生児を合成女性ホルモンであるジエチルスチルベストロール(DES)に曝露させ、精巣上体の形態変化および遺伝子発現変化について調べた。その結果、形態変化としては、DES曝露により精巣上体管上皮細胞の高さの減少、管腔の拡張、間質の相対的増加が確認された。遺伝子発現変化としては、DES曝露によりタイプIコラーゲン遺伝子のcol1a1およびcol1a2の発現上昇がリアルタイムRT-PCRにより確認された。しかしタイプIコラーゲンと共存するタイプIIIコラーゲンのcol3a1遺伝子には発現変化は見られなかった。タイプIコラーゲンは、DES曝露によりタンパク質レベルでも増加することがウェスタンブロットにより確認された。またin situハイブリダイゼーションにより、col1a1を発現する細胞の数はDES曝露によりあまり変化しないことが確認された。これらのことから、過剰なエストロゲンによる精巣上体の相対的間質増加は、個々の間質細胞におけるcol1a1およびcol1a2の発現上昇と関係が深いと考えられた。

  • Research Products

    (1 results)

All 2005

All Journal Article (1 results)

  • [Journal Article] Association of increased type I collagen expression and relative stromal overgrowth in mouse epididymis neonatally exposed to diethylstilbestrol.2005

    • Author(s)
      Koji Yamazaki
    • Journal Title

      Molecular Reproduction and Development 72

      Pages: 291-298

URL: 

Published: 2007-04-02   Modified: 2016-04-21  

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