2005 Fiscal Year Annual Research Report
高温耐性と寒冷耐性の共通機構解明のための代謝・体温調節・ストレス研究と遺伝子解析
Project/Area Number |
16590176
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Research Institution | Nagoya City University |
Principal Investigator |
古山 富士弥 名古屋市立大学, 大学院・医学研究科, 講師 (00080101)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
三好 一郎 名古屋市立大学, 大学院・医学研究科, 助教授 (10183972)
西野 仁雄 名古屋市立大学, 学長 (60073730)
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Keywords | 環境適応 / 地球温暖化 / 高温耐性 / 脂質代謝 / FOKラット / 体温調節 / DHA / モデル動物 |
Research Abstract |
[I]、累代高環境温度選抜によっておこる生理的特性の研究 FOKラットで寒冷環境で代謝に重要な役割をはたすホルモンについて更に研究した。 [II]、FOKラットが獲得したであろうゲノム遺伝子の変化の研究 A、量的形質遺伝子座解析(QTL analysis) 1)FOKラットの高温耐性のブラッシュ・アップ さらに高温耐性の系統内における均一性を高めるために本年も300匹のFOKラットから平均値に近い高温耐性値の個体を選抜して兄妹交配を続けた(この作業に最も時間を要した)。 2)対照系統の再選定 QTL解析のために高温非耐性の系統の選定をめざした。昨年にしぼったうちLETOは高温耐性が不均一であることがわかった。追実験で均一性が再度確認されたWKAHを対照系にふさわしいと決定した。 B、FOKの視床下部に発現量の多い遺伝子のcDNAマイクロアレイによる検索 解析用機器の価格は1億円をこえるから、本測定では委託を利用することとした。高温暴露実験は、サンプリングするには系統間で差がありすぎるため、すでに採取して凍結してあるサンプルのうち対照サンプル以外を廃棄して再度条件選びを繰り返した。その結果、温度一定で湿度のみ系統間で変えることによって、精度の高いサンプリングに成功し、委託業者へ発送した。 C, FOKラットの顎下腺のaquaporin-5の細胞内局在を明らかにした。
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Research Products
(3 results)