2005 Fiscal Year Annual Research Report
Ent1とEps15に結合する蛋白質POB1による小胞輸送の制御機構
Project/Area Number |
16590236
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Research Institution | Shujitsu University |
Principal Investigator |
小山 眞也 就実大学, 薬学部, 教授 (00186834)
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Keywords | Ent1 / Eps15 / POB1 / 小胞輸送 |
Research Abstract |
RasとRalの下流に存在してレセプターのエンドサイトーシスや小胞輸送に関与すると推定される蛋白質POB1の機能を明らかにするため酵母Two-hybrid法によりPOBに結合すると推定された蛋白質、Eps15結合タンパク質Endophilin=SH3GL2、SNAP25結合タンパク質Snapin、アダプタータンパク質Ese2/IntersectinならびにSH3yl1の、POB1との結合定数をRalBP1を対照として測定した。蛋白質全長ないしTwo-hybrid法によって単離された断片より大きな断片を、ヒト胎児脳cDNAライブラリーより再クローニングして大腸菌に発現精製し、POB1を固定化したチップに対する結合を分子間相互作用解析装置(BIACORE X)を使用して測定して得られた結合定数以下に示す。 RalBP1(positive control):0.8nM;SH3GL2=Endophilin:0.46uM;Snapin:9.7uM;Ese2:0.98uM;SH3yl1:3.04nM これらの結果からSH3GL2、SnapinならびにEse2は生体内でPOB1と直接相互作用するとは考えにくくSH3yl1は生理的に直接相互作用していることが強く示唆された。 Amphyphisin2、TOM1L/SRCASM、Hrs、ベンゾジアゼピン受容体Pap7について解析を続行しつつ、SH3GL2、SnapinならびにEse2発現細胞株の樹立を行っている。
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