2006 Fiscal Year Annual Research Report
英文コーパスを利用した医学関連英語論文作成支援システムの開発
Project/Area Number |
16590430
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Research Institution | Kyoto Prefectural University of Medicine |
Principal Investigator |
大武 博 京都府立医科大学, 医学研究科, 教授 (20149925)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
金子 周司 京都大学, 薬学研究科, 教授 (60177516)
鵜川 義弘 宮城教育大学, 教育学部, 教授 (20232803)
河本 健 広島大学, 医歯薬学総合研究科, 講師 (50224861)
竹腰 正隆 東海大学, 医学部, 講師 (80221373)
MORREN Braian 福井県立大学, 学術教養センター, 教授 (20244519)
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Keywords | 英文コーパス / 共起表現 / 英文用例 / 英文作成支援 / 生命科学 / インターネット |
Research Abstract |
本研究では、英文分析用元資料として、PubMedを利用して生命科学分野の主要学術雑誌に発表された英文抄録を採集し、英文コーパス(LSDコーパス)を作成した。この英文コーパスは、本研究着手当初は、総語数約3000万語、異語数約22万語から構成されていたが、その後充実を計り、完成年度の平成18年度末には、総語数で6000万語を超えるに至っている。このコーパスを計量分析した結果、論文抄録の90%は約1万語の範囲内で書かれており、1000語未満の単語が、全体の約70%をカバーしてていることが判明した。本研究プロジェクトを通じて、任意の語句についての日英対訳、用例、共起を、非常に簡単なインターフェースで瞬時に検索・表示できるシステムを構築し、無償で公開しており(http://lsd-project.jp/)、日々10万件を超えるアクセスを記録している。このシステムを利用して、頻度の高い語を中心に、英語ネイティブ著者達の英語の特性を分析し、日本人の書く英語表現との差異を調査研究した。日本人英語の特性調査研究と平行して、約3000万語の抄録の中で、4000回以上出現した動詞・名詞・形容詞および1000回以上出現した副詞を中心に、論文を書くために重要な単語およびその派生語約1000語を選び、それぞれ論文でよく使われる重要表現を収集した。 調査研究結果をふまえ、生命科学関連英文論文作成支援の観点から、頻出語彙を中心に類義語辞典の作成を実現した。
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Research Products
(2 results)