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2004 Fiscal Year Annual Research Report

フィブリノゲンの組み立て・分泌におけるBβ鎖・γ鎖の機能の相違に関する研究

Research Project

Project/Area Number 16590451
Research InstitutionShinshu University

Principal Investigator

奥村 伸生  信州大学, 医学部, 教授 (60252110)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 寺澤 文子  信州大学, 医学部, 助手 (40109210)
Keywordsフィブリノゲン / γ鎖 / 立体構造 / 組み立て / 分泌
Research Abstract

研究テーマ1)であるフィブリノゲン(Fbg)γ鎖D領域の立体構造の維持におけるγ鎖内S-S結合の重要性の研究においては,153Cys,182CysをAlaに変異させたベクターを導入してFbgを産生させた細胞では,細胞外へのFbg分泌が認められなかった.特に153Cysを用いた実験では,この異常γ鎖は正常γ鎖と異なり,正常なAα鎖あるいはBβ鎖とそれぞれAαγあるいはBβγ複合体を形成することができないために,細胞内でFbg分子への組み立てが行われない.このためにFbgが細胞外へ分泌されないことが明らかにできた(Terasawa論文として報告).また,326CysをAlaに変異させたベクターを導入した細胞では,正常γ鎖ベクターを導入した細胞に比較して細胞内でのFbg組み立てと細胞外へのFbg分泌がいずれも著しく低下していた.一方,339CysをAlaに変異させたベクターを導入した細胞では,正常γ鎖ベクターを導入した細胞に比較して,細胞内でのFbg組み立ては同程度であるのに比較して,細胞外へのFbg分泌が著しく低下していた.
研究テーマ2)であるFbgγ鎖D領域の立体構造の維持におけるγ鎖387Ileの重要性の研究においては,387IleをArg, Leu, Met, Alaに変異させたγ鎖ベクターを導入した細胞では,正常のものと同様にFbgを組み立て・分泌することがあきらかになったが,387IleをAspに変異させたものでは,正常γ鎖ベクターを導入した細胞に比較して細胞内でのFbg組み立てと細胞外へのFbg分泌がいずれも著しく低下していた.

  • Research Products

    (1 results)

All 2005

All Journal Article (1 results)

  • [Journal Article] Residue γ153Cys is essential for the formation of the complexes Aαγ and Bβγ, assembly intermediates for the AαBβγ complex2005

    • Author(s)
      F.Terasawa, K.Fujita, N.Okumura
    • Journal Title

      Clinica Chimica Acta 353

      Pages: 157-164

URL: 

Published: 2006-07-12   Modified: 2016-04-21  

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