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2005 Fiscal Year Annual Research Report

慢性アルコール投与によるアセトアルデヒド・酢酸代謝の変化と薬物相互作用への影響

Research Project

Project/Area Number 16590540
Research InstitutionYamaguchi University

Principal Investigator

藤宮 龍也  山口大学, 医学部, 教授 (50219044)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 劉 金燿  山口大学, 医学部, 助手 (60379956)
嶋本 晶子  山口大学, 医学部, 助手 (10379943)
小澤 周二  山口大学, 医学部, 助手 (20379944)
Keywordsアルコール / アセトアルデヒド / 酢酸 / 慢性アルコール投与 / 薬物速度論 / アルコール代謝 / 薬物相互作用 / アセテート
Research Abstract

アセトアルデヒドやアセテートはアルコール代謝により産生されるが、アセトアルデヒドと酢酸の一部は肝臓から漏出し、全身組織への再分布を起こす。この代謝産物の再分布という視点での研究は少なく、アルコール慢性投与時の、血中アルコール及びアセトアルデヒド・酢酸の体内動態の検討を試みている。実験動物としては、アルコール長期投与に適しているラットの使用を試みた。アルコールをラットに長期投与する場合、栄養の問題が生じるため、世界的に定評のあるアルコール研究用のリーバー食という液体飼料を使用した。投与方法も液体食用の保育瓶を特別に注文して使用し、実験動物施設で厳密に管理された状態で飼育している。この慢性アルコール投与ラットの作成には体重やコントロールのラットとの比較の問題があり、厳密な検討を行った。飼育期間は6週間程度で、飼育動物を増やして実験を行った。慢性アルコール投与による動物への影響を調べていることに多くの時間が費やされた。血中アルコール及びアセトアルデヒド・酢酸の濃度測定はガスクロマトグラフを使用し、気化平衡法によった(島津製ヘッドスペース分析システム:GC-14A、HSS-4A、C-R7A)。同時に、薬物相互作用について、高速液体クロマトグラフィーを使用し、対象薬物の測定法の検討を行った。また、アルコールとアセトアルデヒド及び酢酸の血中動態についてコンピューターを用いてモーメント解析を行った。慢性アルコール投与によりアルコール代謝の亢進が認められたが、アセトアルデヒドと酢酸代謝への影響は明瞭ではなかった。急性投与を繰り返した場合には、アセトアルデヒドと酢酸代謝への影響が認められるので、慢性投与時には急性とは異なった代謝を示す可能性が示唆された。

  • Research Products

    (2 results)

All 2006 2005

All Journal Article (2 results)

  • [Journal Article] Determination of endogenous testosterone in rat tissues following fetal alcohol exposure using HPLC with UV detection2006

    • Author(s)
      A.Shimamoto et al.
    • Journal Title

      Journal of Chromatography (発行予定)

  • [Journal Article] アルコール点滴静注時のアルコールと代謝産物の血中動態に関する研究-アルコール消失速度と血中酢酸濃度の関係-2005

    • Author(s)
      嶋本, 晶子他
    • Journal Title

      アルコールと医学生物学 25

      Pages: 144-147

URL: 

Published: 2007-04-02   Modified: 2016-04-21  

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