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2004 Fiscal Year Annual Research Report

天然物由来の新規有機化合物のスクリーニングによる新しい大腸癌化学発癌予防法の開発

Research Project

Project/Area Number 16590571
Research InstitutionTohoku University

Principal Investigator

柴田 浩行  東北大学, 大学病院, 講師 (50260071)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 岩渕 好治  東北大学, 大学院・薬学研究科, 教授 (20211766)
加藤 誠之  東北大学, 大学病院, 助手 (60333887)
Keywords化学発癌予防 / 大腸癌
Research Abstract

1.マウスモデルを用いた高脂肪食負荷によるヒトAPC遺伝子への変異導入形式の解析;高脂肪食負荷により腫瘍形成率に有意な差を認めなていない。
2.天然物由来の新規合成有機化合物ライブラリーを用いた化学発癌予防剤のスクリーニング;岩渕らが樹立した2000種類を超えるライブラリーより化学発癌予防活性が知られているCurcuminに類似した化合物を31個ピックアップした。これらの化合物の細胞増殖抑制活性についてDLD-1、HCT116、SW620などの大腸癌細胞株に対して検討したところ、GO-035にCurcuminの約10倍強い細胞増殖抑制活性が認められ、細胞周期のG2/M期にアレストさせることが示された。12個の化合物を新たに合成したところYO-16にCurcuminの10〜20倍強い細胞増殖抑制活性が認められた。さらに24個の第3次化合物の合成を行いYO-30、YO-31にGO-035と同等の細胞増殖抑制活性が認められ、また水溶性の点でもYO-16と比較して著しい改善が見られた。これらの細胞増殖抑制活性は5-FU、CDDPやCPT-11などの抗癌剤の2〜10倍強い活性を示した。また、胃癌、肺癌、乳癌などの癌細胞株に対しても既存の抗癌剤の2〜15倍強い細胞増殖抑制効果を示した。これらの作用メカニズムを明らかにするために細胞周期、WNTパスウェイ、アポトーシスなどに関連する分子に対する影響を調べ、CYCLIN-D1、beta-CATENIN、ERBB2などの発現をタンパク質レベルで抑制し、この抑制過程でCASPASE3/8が重要なkey moleculeであることが判明した。薬剤処理による遺伝子発現プロファイルをcDNAマイクロアレイ(44K)を用いて網羅的に解析し、2倍以上の発現上昇を認める遺伝子422個と2倍以上の発現低下を認める遺伝1595個を同定した。

  • Research Products

    (1 results)

All 2004

All Journal Article (1 results)

  • [Journal Article] A nobel germline mutation of the LKB1gene in a patient with Peutz-Jeghers syndrome with early-onset gastric cancer.2004

    • Author(s)
      Takahashi M et al.
    • Journal Title

      J.Gastroenterol. 39

      Pages: 1210-1214

URL: 

Published: 2006-07-12   Modified: 2016-04-21  

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