2005 Fiscal Year Annual Research Report
Smad2コンディショナルノックアウトマウスを用いた炎症性腸疾患の研究
Project/Area Number |
16590603
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Research Institution | KYUSHU UNIVERSITY |
Principal Investigator |
中村 和彦 九州大学, 大学院・医学研究院, 助手 (00274449)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
野村 政壽 九州大学, 大学病院, 助手 (30315080)
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Keywords | Smad2 / マクロファージ / 好中球 / ノックアウトマウス / 大腸炎 |
Research Abstract |
マクロファージ・好中球におけるSmad2シグナルの腸管炎症における役割を検討するためにマクロファージ・好中球特異的Smad2欠損マウスを作成し検討した。 loxP配列を有するターゲッティングベクターを作成し、常法に従ってSmad2^<flox/flox>マウスを作成した。LysMcreマウスはCre recombinase cDNAがlysozyme M遺伝子の翻訳開始コドンの部位にhomologous recombinationで挿入されており、lysozyme M遺伝子の転写調節領域のコントロール下にCreをマクロファージ・好中球特異的に発現する。Smad2^<flox/flox>マウスとLysMcreマウスを交配させ、LysMcre・Smad2^<flox/+>マウスとSmad2^<flox/+>マウスを得た。GenotypingをCreに対する特異的プライマーを用いたPCRにより行い、LysMcre・Smad2^<flox/+>マウスを選択した。次にLysMcre Smad2^<flox/+>マウスとSmad2^<flox/flox>マウスを交配させ、(1)Smad2^<flox/+>、(2)Smad2^<flox/flox>、(3)LysMcre・Smad2^<flox/+>、(4)LysMcre・Smad2^<flox/flox>マウスを作成した。GenotypingをCreに対する特異的プライマーを用いたPCR、およびCreノックイン領域の上流および下流に配置したSmad2に対する特異的プライマーを用いたPCRにて行った。上記マウスをSPF条件下に3ヶ月間飼育観察したが、LysMcre・Smad2^<flox/flox>マウスに自然発症腸炎は認めなかった。
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