2004 Fiscal Year Annual Research Report
胃粘膜上皮における細胞間接合装置間の新たな調節機構の解明とその意義
Project/Area Number |
16590635
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Research Institution | Tokai University |
Principal Investigator |
峯 徹哉 東海大学, 医学部, 教授 (20157572)
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Keywords | コネキシン32 / ギャップジャンクション / タイト結合 / クロウディン / ZO1 / ZO2 / カドヘリン / カテニン |
Research Abstract |
C57BL/bマウスにコネキシン32を不活化させて作成した、コネキシン32のノックアウトマウスを利用して実験を行なっている。基礎検討では既に胃粘膜組織および肝臓組織をとり酵素抗体法でコネキシン32が染色されるかどうか検討した所染色されないことが判明しこのマウスがコネキシン32ノックアウトマウスであることを証明した。とりあえず、その次のステップとしてギャップジャンクションが胃粘膜、肝臓に存在するかどうかを電顕で確認している所である。胃粘膜のギャップジャンクションはコネキシン32で構成されているが酵素抗体法ではコネキシン32の存在はなく果して胃軟膜にギャップジャンクションの形成されているかどうか電顕で確認する。更にタイトジャンクションやアドヘレンスジャンクションの有無を通常の電顕で確認する。ギャップ結合に対しては抗コネキシン32に対す抗体を用いて免疫電顕を行ない、ギャップ結合がコネキシン32によって形成されていないことを証明する。更にタイトジャンクションに対してはZO1、ZO2に対する抗体を用いてその存在を確認する。アドレヘンスジャンクションについてはクロウディンに対する抗体を用いて免疫電顕を行ないアドレヘレンス結合であることも確認される。カドヘリン、カテニンに対する染色も行う。これらのことを検討することによってギャップ結合とタイト結合及びアドレヘンス結合との関係が明らかにできる。
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Research Products
(10 results)