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2005 Fiscal Year Annual Research Report

酸化ストレスによる平滑筋細胞の形質変換分子機構におけるTLR4の重要性

Research Project

Project/Area Number 16590691
Research InstitutionYamaguchi University

Principal Investigator

梅本 誠治  山口大学, 医学部附属病院, 助教授 (90263772)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 青木 浩樹  山口大学, 医学部, 助教授 (60322244)
吉村 耕一  山口大学, 医学部, 助手 (00322248)
Keywordsシグナル伝達 / 高血圧 / 酸化ストレス / 炎症 / 平滑筋細胞 / Tall-like receptor
Research Abstract

12-16週C.C3H-7lr4^<lps-d>マウスおよびwild-type BALB/cマウスにOsmotic mini pumpを皮下に植え込みアンジオテンシンIIを4週間持続注入する群を作成するとともに、コントロールとしてノルエピネフリンを4週間持続注入する群を作成した.それぞれの薬剤投与にて、各群の血圧は100mmHg程度から160mmHgに有意に上昇したが両薬剤群間で有意差はなかった。大動脈を摘出し、内腔・中膜比をコンピューターにて画像解析を行った。免疫組織染色法にて収縮型ミオシン重鎖SM2と合成型ミオシン重鎖Smemb、NAD(P)H oxidaseの各コンポーネント(p22phox, p47phox)、NF-κB、MCP-1とTLR4の発現部位を検討するとともにdye Hydroethidine染色にて血管壁におけるsuperoxideの発現を検討した.その結果,TLR4欠損マウスでは,アンジオテンシンIIに対する血管壁の酸化ストレス増加がコントロール群よりも減弱していた.血管平滑筋細胞のSM2も低下が抑制され,アンジオテンシンIIによる平滑筋細胞の形質変換が抑制されていた.また,NAD(P) Hoxidase活性をchemiluminescence法で測定し、細胞内情報伝達系の評価としてMAPKを中心としたERK,JNKおよびp38、またはPI3 Kinase/Aktの発現をWestern blotにて検討し、血管の炎症に関わるサイトカインやケモカインネットワーク(IL-1α,IL-1β,IL-1Ra,IL-6,IFN-γ,MCP-1,IL-8など)の活性化とTLR4の関連をさらに検討中である.

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Published: 2007-04-02   Modified: 2016-04-21  

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