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2005 Fiscal Year Annual Research Report

BMP-3bの心・血管系における機能解析および病態生理学的意義の解明

Research Project

Project/Area Number 16590728
Research InstitutionNational Cardiovascular Center Research Institute

Principal Investigator

日野 純  国立循環器病センター(研究所), 生化学部, 室長 (40260351)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 寒川 賢治  国立循環器病センター(研究所), 生化学部, 副所長 (00112417)
KeywordsBMP-3b / 心・血管系 / 動脈硬化 / 石灰化 / 血管平滑筋細胞
Research Abstract

BMP-3bの機能解析のために、定量的mRNA発現解析系を構築し、心疾患モデルラットにおける発現調節解析を行った。その結果、疾患部位である心室細胞において、本遺伝子発現が顕著に増加しており、BMP-3bの心疾患における重要な役割が示唆された。血管系については、血管平滑筋細胞における発現していることを昨年度報告したので、本年は、本因子の機能解析をアデノウイルスベクター発現系を用いて行った。その結果、血管平滑筋細胞においては、増殖促進作用を示し、その作用は、BMP-2と拮抗しており、BMPファミリーのアンタゴニストとして機能していることが推測される。同時に、BMP-3bは血管平滑筋細胞のウイルス作用に対しても活性を示す結果も得られたことから、感染症との関連も含めて、今後、両面からの結果の解釈および新たな検討が必要となっている。なお、BMPアンタゴニストとしての作用は、私達が証明した発生初期段階におけるBMP-3bの作用メカニズムと一致している。また、すでに報告したように、BMP-3bは、成熟体だけでなく前駆体たんぱく質にも異なる活性を有するという従来にないユニークな特徴を有しており、プロセシングによる活性の制御が機能調節に重要な役割を果たしている。本年度は、このプロセシングを実行する酵素の同定を試みた。方法は、本因子の有する初期胚における頭部誘導活性を指標として用い、その結果、furinファミリーに属するPC6がBMP-3bのプロセシング酵素であることを証明した。従来のリガンドレベルからの機能解明研究に加え、これまでのアプローチとは異なるプロセシング酵素を用いた解析系が可能となったことより、今後も、さらに充実した研究成果の期待できるテーマと考えている。

  • Research Products

    (1 results)

All 2005

All Journal Article (1 results)

  • [Journal Article] Upregulation of intracardiac adrenomedullin and its receptor system in rats with volume overload-induced cardiac hypertrophy.2005

    • Author(s)
      Yoshihara F, et al.
    • Journal Title

      Regulatory Peptides 127

      Pages: 239-244

    • Description
      「研究成果報告書概要(和文)」より

URL: 

Published: 2007-04-02   Modified: 2016-04-21  

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