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2005 Fiscal Year Annual Research Report

経気管支肺生検に基づく特発性間質性肺炎の診断とステロイド治療

Research Project

Project/Area Number 16590770
Research InstitutionFukuoka University

Principal Investigator

渡辺 憲太朗  福岡大学, 医学部, 教授 (80158625)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 久良木 隆繁  福岡大学, 医学部, 併任講師 (40373146)
白石 素公  福岡大学, 医学部, 助手 (60341426)
清水 健太郎  福岡大学, 医学部, 助手 (40352249)
Keywords特発性間質性肺炎 / 非特異性間質性肺炎 / 副腎皮質ステロイド / 経気管支肺生検
Research Abstract

平成17年度の概要
1.外科的肺生検は施行されていないが,経気管支肺生検で胞隔の肥厚と単核球浸潤があり,かつHRCTでIPFらしくない症例
2例追加された.これらの症例は2.の症例と同様に,ステロイド治療開始後の肺活量の増加量が明らかである.今後ひきつづき長期的な呼吸機能の推移をみていく必要がある.
2.外科的肺生検によりNSIPと診断された症例
5例追加され,同様にステロイド治療開始後の呼吸機能をフォローアップしている.
3.外科的肺生検でNSIPと診断され無治療で経過観察している症例
NSIPのなかでもfibrotic NSIP についてはステロイド治療をしないという選択肢がある.外科的肺生検でNSIP, fibroticと証明されステロイド治療していない症例の呼吸機能をフォローアップしている.現在8年間追跡しえた症例があるが,肺活量は当初に比して全く減少していない.
4.IPFとNSIPの境界領域にある,特発性間質性肺炎
複数箇所を生検することによって,ある部位はUIPに一致する組織像,またある部位はNSIPに矛盾しない組織像を呈するというdiscordant UIP の症例を経験する機会が多くなった.現在まで外科的肺生検で確認しえたdiscordant UIPがいままで当科で5例あり,現在呼吸機能の推移をフォローアップしている.
Fibrotic NSIP とIPFはその境界がきわめて不明確であり,境界領域の概念を整理し臨床的な位置づけもこれからの検討で明らかにしていきたい.

  • Research Products

    (3 results)

All 2005

All Journal Article (3 results)

  • [Journal Article] 特発性肺線維症:診断と治療の進歩.I.診断と病態. 6.呼吸機能検査2005

    • Author(s)
      渡辺 憲太朗
    • Journal Title

      日本内科学会雑誌 94・6

      Pages: 1055-1060

  • [Journal Article] びまん性肺疾患における経気管支肺生検所見の解釈2005

    • Author(s)
      渡辺 憲太朗
    • Journal Title

      呼吸器診療のコツと落とし穴 3.びまん性肺疾患・肺腫瘍 単行本(中山書店)

      Pages: 54-56

  • [Journal Article] 非特異性間質性肺炎(NSIP)の1剖検例2005

    • Author(s)
      原田泰志, 赤木隆紀, 松本武格, 久良木隆繁, 白石素公, 渡辺憲太朗, 他
    • Journal Title

      日本呼吸器学会雑誌 43・7

      Pages: 389-395

URL: 

Published: 2007-04-02   Modified: 2016-04-21  

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