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2004 Fiscal Year Annual Research Report

α-Syneminに結合するタンパク質の脳における検索

Research Project

Project/Area Number 16590812
Research InstitutionGunma University

Principal Investigator

水野 裕司  群馬大学, 医学部, 講師 (20282395)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 水島 和幸  群馬大学, 医学部, 助手 (00344945)
Keywordsβ-synemin / Two-hybrid system / dystrobrevin / desmuslin / intermediate filament / muscular dystrophy
Research Abstract

我々はDuchenne型筋ジストロフィーの責任タンパク質であるdystrophinに結合する「α-dystrobrevin」をおとりタンパク質として、それに結合するタンパク質をTwo-Hybrid法(クロンテック社)で探求した。その結果新規な中間径フィラメントを発見し、desmuslinと命名して報告した(Mizuno Y et al.,PNAS,2001;98:6156-6161)。その後、このタンパク質は二つのタイプ(αとβ)に分類されたsyneminの一つと同じであることが判明し、desmuslinはβ-syneminと改名された。どちらも同じ遺伝子より翻訳されるが、αタイプは312個のアミノ酸分βタイプより大きなタンパク質となっている。ヒト骨格筋にはβタイプのみを認め、免疫組織学的検索では筋細胞膜の他、神経筋接合部や筋腱接合部に多く存在していることを見出した。さらに共焦点解析ではcostamereに強いシグナルを認めた。また、ヒト脳においては両方のタイプが存在することを報告した(Mizuno Y et al.,Muscle Nerve,2004;30:337-346)。脳におけるsyneminの役割は不明だが、骨格筋と同様、細胞の形態保持、つまりニューロンやグリアの形態維持に関連した重要な役割を果たしているのではないかと考えている。我々はsyneminを取り巻く細胞構築を解明する目的で、α-syneminに結合する新規なタンパク質をヒト脳組織より見つけ出すことを目指している。
初年度は、α-syneminに特異的な312個のアミノ酸配列をおとりとして、それに結合する新規なタンパク質を、クロンテック社のMatchmaker Two-Hybrid System 3(脳ライブラリー)を使用して、陽性クローンの探求を行った。数個のクローンを得たが、疑陽性である可能性は否定できないので、獲得した陽性クローンと312個のアミノ酸の相互作用をin vitroで確認した。

  • Research Products

    (1 results)

All 2004

All Journal Article (1 results)

  • [Journal Article] β-Synemin localizes to regions of high stress in human skeletal myofibers.2004

    • Author(s)
      Yuji Mizuno
    • Journal Title

      Muscle & Nerve 30

      Pages: 337-346

URL: 

Published: 2006-07-12   Modified: 2016-04-21  

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