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2005 Fiscal Year Annual Research Report

α-Syneminに結合するタンパク質の脳における検索

Research Project

Project/Area Number 16590812
Research InstitutionGunma University

Principal Investigator

水野 裕司  群馬大学, 医学部, 講師 (20282395)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 水島 和幸  群馬大学, 医学部, 助手 (00344945)
Keywordsβ-synemin / Two-hybrid system / dystrobrevin / desmuslin / intermediate filament / muscular dystrophy
Research Abstract

我々はDuchenne型筋ジストロフィーの責任タンパク質であるdystrophinに結合するタンパク質のひとつである「α-dystrobrevin」をおとりとして、それに結合するタンパク質をTwo-Hybrid法で探求した。その結果新規な中間径フィラメントを発見し、desmuslinと命名した。当初、このタンパク質はsyneminのヒトのorthologueではないと考えていたが、その後、αとβに分類され、desmuslinはβ-syneminと改名された。どちらも同じ遺伝子より翻訳されるが、αタイプは312個のアミノ酸分βタイプより大きなタンパク質となっている。ヒト骨格筋にはβタイプのみを認め、免疫組織学的検索では筋細胞膜の他、神経筋・筋腱接合部に多く存在していることを見出した。さらに共焦点解析ではcostamereに強いシグナルを認めた。また、ヒト脳においては両方のタイプが存在することを報告した。脳におけるsyneminの役割は不明だが、骨格筋と同様、細胞の形態保持、つまりニューロンやグリアの形態維持に関連した重要な役割を果たしているのではないかと考えている。我々はsyneminを取り巻く細胞構築を解明する目的で、α-syneminに結合する新規なタンパク質をヒト脳組織より見つけ出すことを目指している。
昨年度は、α-syneminに特異的な312個のアミノ酸配列をおとりとして、それに結合する新規なタンパク質をMatchmaker Two-Hybrid System 3(脳ライブラリー)を使用して、陽性クローンの探求を行った。数個のクローンを得たが、312個のアミノ酸との相互作用はin vitroで確認できなかった。今年度は培地の条件を変えて、再度実験を行い、30以上の陽性クローンを獲得した。数個がオーバーラップしていることが判明し、in vitroにおける結合の確認とfull-lengthのアミノ酸配列を探求している。

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Published: 2007-04-02   Modified: 2016-04-21  

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