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2004 Fiscal Year Annual Research Report

脂肪組織と血管壁細胞とのクロストークの存在と分子機序の解明

Research Project

Project/Area Number 16590869
Research InstitutionChiba University

Principal Investigator

高橋 和男  千葉大学, 医学部附属病院, 助手 (70334191)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 武城 英明  千葉大学, 大学院・医学研究院, 教授 (80291300)
卯木 浩之  千葉大学, 大学院・医学研究院, 助手 (40323290)
齋藤 康  千葉大学, 大学院・医学研究院, 教授 (50101358)
Keywords脂肪細胞 / 血管内皮細胞 / 血管内皮増殖因子 / 血管新生 / 脂肪蓄積
Research Abstract

本研究は、脂肪細胞と血管壁構成細胞との相互作用による細胞機能調節とその作用機序を明らかにすることで、肥満症における血管障害の発症の分子メカニズムを明らかにすることを目的としており、すでに肥満症例での血管内皮増殖因子(VEGF)の血中濃度が内臓脂肪組織での脂肪蓄積量に依存しており、血中VEGF蛋白が大動脈血管内皮細胞に対する遺伝子発現誘導作用を有していることを明らかにした。
本年度は、VEGFの脂肪細胞での発現調節機構および血管新生活性による移植脂肪組織片の機能発現調節について検討を行った。
1、VEGFの発現が前脂肪細胞から脂肪細胞への分化およびその後の脂肪蓄積に依存することを明らかにし、分泌蛋白に血管新生活性があることを明らかにした。
2、VEGFの発現が脂肪蓄積部位に依存しており、内臓脂肪領域で発現が亢進することを明らかにするとともに、内臓脂肪局所の環境要因がVEGFの遺伝子発現を促進させることを細胞移植法を用いて明らかにした。
3、脂肪組織の移植により局所での新生血管が早期から出現しており、移植片の生着に血管新生が重要であることを明らかにした。
4、さらに、血管内皮細胞の培養上清中に脂肪細胞に対する遺伝子発現誘導作用があることを明らかにした。
以上の本年度の成果は当初の目的を十分に達成しており、脂肪細胞と血管壁構成細胞との相互作用を介した血管障害発生の分子メカニズムの解明の可能性を示唆するものであった。
来年度は、脂肪細胞由来の血管新生活性による血管障害発生のメカニズムについて明らかにしていく予定である。

  • Research Products

    (1 results)

All 2005

All Journal Article (1 results)

  • [Journal Article] The roles of degree of fat deposition and its localization on VEGF expression in adipocytes2005

    • Author(s)
      Miyazawa-Hoshimoto S
    • Journal Title

      Am J Physiol Endocrinol Metab (in press)

URL: 

Published: 2006-07-12   Modified: 2016-04-21  

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