2005 Fiscal Year Annual Research Report
新しいリポ蛋白質受容体:アポB48受容体の発現制御と臨床的意義に関する研究
Project/Area Number |
16590870
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Research Institution | Tokyo Medical and Dental University Graduate School |
Principal Investigator |
下門 顕太郎 東京医科歯科大学, 大学院・医歯学総合研究科, 教授 (30192115)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
田中 明 関東学院大学, 人間環境学部, 教授 (70171733)
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Keywords | 高脂血症 / リポ蛋白受容体 / 動脈硬化 |
Research Abstract |
アポB48受容体はマクロファージ上に発現される新規に発見されたリポ蛋白受容体である。この受容体はレムナントなどに含まれるアポB48と結合し、中性脂肪代謝を介して動脈硬化の発生に関係すると思われる。われわれは今回の研究で、リンパ球上にこの受容体が発現されることを見出した。TおよびBリンパ球は、本受容体のmRNAおよび蛋白を発現し、アポB48と結合することが確認された。さらに糖尿病患者10名および正常ボランティア26名の末梢血リンパ球の本受容体mRNA量を、血糖、中性脂肪などの指標と比較検討した。その結果、空腹時血糖とアポB48受容体mRNA量が逆相関した(r=-0.44,p<0.05)。本受容体はインスリン抵抗性患者に見られる、高中性脂肪血症の発生に関係している可能性がある。
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Research Products
(4 results)