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2006 Fiscal Year Annual Research Report

ステロイド骨粗鬆症における骨形成低下機序の解明:インターロイキン-11の役割

Research Project

Project/Area Number 16590907
Research InstitutionThe University of Tokushima

Principal Investigator

井上 大輔  徳島大学, 大学院ヘルスバイオサイエンス研究部, 講師 (60314853)

Keywordsステロイド骨粗鬆症 / 骨芽細胞 / アポトーシス / インターロイキン-11 / AP-1 / 転写 / グルココルチコイド受容体 / PTH
Research Abstract

1)デキサメタゾン(DEX)によるIL-11遺伝子転写抑制機序の解析
1.DEXは骨芽細胞系細胞においてIL-11遺伝子の転写を強力に抑制した。
2.我々は力学的負荷やPTHがIL-11プロモーター上に存在するAP-1結合領域に依存してIL-11遺伝子転写を促進することを見いだしているが、in vitro mutagenesisによる変異プロモーター解析により、DEXによる抑制もAP-1結合領域に依存していることが示された。
3.tandemのIL-11 AP-1結合領域による転写活性生もDEXで抑制されることが明らかとなった。
4.DEXによるIL-11転写抑制はGRアンタゴニストであるRU-486により解除されたことからグルココルチコイド受容体(GR)に依存していると考えられた。
2)IL-11の抗アポトーシス作用の解析
1.初代培養骨芽細胞およびマウス骨芽細胞様細胞株MC3T3-E1において、DEXおよび抗腫瘍薬であるEtoposideはアポトーシスを誘導した。
2.IL-11は用量依存性に上記のアポトーシスを抑制、その最大効果は約50%であった。
3.IL-11と同様にPTHもDexおよびEtoposideにより誘導されるアポトーシスを抑制した。
4.DEXによるアポトーシス誘導の際、アポトーシス阻害因子bcl-2の発現が低下していた。
5.PTHおよびIL-11は共に、アポトーシスに伴うbcl-2の発現低下を抑制したことから、これらの抗アポトーシス作用にbcl-2発現促進が関与している可能性がある
6.PTHの抗アポトーシス効果はIL-11の中和抗体で部分的に抑制されたことから、少なくともその一部はIL-11の誘導を介していることが示唆された。
7.これらの効果はマウス骨芽細胞様細胞株MC3T3-E1でもほぼ再現された。

  • Research Products

    (2 results)

All 2007 2006

All Journal Article (2 results)

  • [Journal Article] Myeloma cell-osteoclast interaction enhances angiogenesis together with bone resorption : a role for VEGF and osteopontin.2007

    • Author(s)
      Tanaka, Y et al.
    • Journal Title

      Clin Cancer Res 12(3)

      Pages: 816-823

  • [Journal Article] 骨粗鬆症の病態2006

    • Author(s)
      遠藤ら
    • Journal Title

      内分泌・糖尿病科 22(2)

      Pages: 132-139

URL: 

Published: 2008-05-08   Modified: 2016-04-21  

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