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2004 Fiscal Year Annual Research Report

Notch/Deltex伝達系を分子標的とした悪性リンパ腫の新規治療法の開発

Research Project

Project/Area Number 16590952
Research InstitutionFukushima Medical University

Principal Investigator

竹山 邦彦  福島県立医科大学, 医学部, 講師 (30372824)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 大戸 斉  福島県立医科大学, 医学部, 教授 (20150279)
尾形 隆  福島県立医科大学, 医学部, 助手 (70347235)
Keywords悪性リンパ腫 / 治療 / Notch伝達系 / Deltex
Research Abstract

多くの蛋白は不要になるとユビキチン・プロテアゾーム系を利用して分解処理をされる。我々は4つのDeltexファミリー蛋白すべてが、この系における重要なユビキチン連結酵素であることを確認した。各々の蛋白は自分自身に対して連結酵素として働くことが確認できたため、次に、これらの酵素が働く相手となる基質の検索をおこなった。DeltexはNotch伝達系に係わる重要な蛋白のひとつであり、Notchの細胞内のankyrin repeatと結合することが知られている。我々はDeltexファミリー蛋白の中間部位はプロリンに非常に富んだ部位を共有していることを見つけた。これらは、他の蛋白などへの結合部位である可能性が高い。またDeltexがNotchと結合する部位には多くの蛋白が結合することが知られている。これらのことから、まずNotchに結合することが知られている癌遺伝子であるAblのファミリーであるDabを研究の中心に置いて、このDabとDeltexファミリーとの関係、さらにNotch伝達系における役割を明確にするため、ヒトのDab遺伝子のクローニングを行い、2つのファミリー遺伝子と、結合蛋白を得た。
今後、これらの遺伝子産物である蛋白とNotchおよびDeltexとの関連を明確にし、これらの蛋白の悪性リンパ腫の発症や病態における役割を検討し、さらに治療の新しい分子標的と成り得るかを検討をしていく予定である。

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Published: 2006-07-12   Modified: 2016-04-21  

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