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2004 Fiscal Year Annual Research Report

Etsフアミリー転写因子とホメオドメイン蛋白質の相互作用が血球分化に果たす役割

Research Project

Project/Area Number 16590967
Research InstitutionSasaki Institute

Principal Investigator

山田 俊幸  財団法人 佐々木研究所, 細胞遺伝部, 主任研究員 (20183981)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 根岸 文子  財団法人 佐々木研究所, 細胞遺伝部, 研究員 (40177902)
KeywordsEtsファミリー転写因子 / ホメオドメイン蛋白質 / 血球分化 / 機能的相互作用 / 物理的相互作用 / PU.1 / Elf-1 / HoxC13
Research Abstract

Etsファミリー転写因子およびホメオドメイン蛋白質は、血球分化や白血病の発症に深く関与している。そこで本研究ではこれらの機能的、物理的相互作用について解析した。
まず対象となるEts転写因子およびホメオドメイン蛋白質を決定するため、RT-PCRにより種々のマウス血液細胞株(B細胞、T細胞、骨髄球系細胞、赤血球系細胞を含む)におけるこれら遺伝子の発現パターンを検索した。その結果を踏まえてEts転写因子としてはEts-1,Ets-2,PU.1,Spi-B,Fli-1,Elf-1,Erg-3,TELを、ホメオドメイン蛋白質としてはHoxA10,HoxC13,Pbx1B,Meis1を候補に挙げ以下の解析を行った。
Ets結合配列を持つレポーターを用いたルシフェラーゼ法によりそれぞれのEts転写因子の働きに対するホメオドメイン蛋白質の影響を検索したところ、HoxA10とHoxc13はPU.1とSpi-Bに対しては協調的に、Elf-1,Erg-3,Ets-2に対しては拮抗的に働いたが、その他に対してはいずれの作用も示さなかった。またPbx1BはすべてのEts転写因子に対していかなる作用も示さず、Meis1はEts-1とEts-2に対しては拮抗作用を示したがその他に対してはいずれの作用も示さなかった。
次にこれらの組み合わせの中から、リンパ球系、骨髄球系両細胞の分化に関与するEts転写因子であるPU.1とElf-1、染色体転座を通じて白血病の発症に関与しているホメオドメイン蛋白質であるHoxC13に注目してこれらの物理的相互作用を検索した。PU.1とHoxC13あるいはElf-1とHoxC13を293T細胞に共発現させ免疫沈降法により解析したところ、これらはそれぞれ細胞中で結合していることが示された。
以上の結果から、Ets転写因子とホメオドメイン蛋白質との間には機能的、物理的相互作用が存在することが明らかとなった。

  • Research Products

    (1 results)

All 2004

All Journal Article (1 results)

  • [Journal Article] Effects of PU.1-induceded mouse calcium-calmodulin-dependent kinase I -like kinase (CKLiK) on apoptosis of murine erythroleukemia cells.2004

    • Author(s)
      Yamada T. et al.
    • Journal Title

      Exp.Cell Res. 294

      Pages: 39-50

URL: 

Published: 2006-07-12   Modified: 2016-04-21  

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