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2004 Fiscal Year Annual Research Report

メルケル細胞の細胞生物学的特性の研究-メルケル細胞癌の治療への手がかり

Research Project

Project/Area Number 16591104
Research InstitutionSaga University

Principal Investigator

成澤 寛  佐賀大学, 医学部, 教授 (60164498)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 井上 卓也  佐賀大学, 医学部, 助手 (50380754)
三砂 範幸  佐賀大学, 医学部, 講師 (90199977)
中房 淳司  佐賀大学, 医学部, 助手 (50253828)
三浦 由宏  佐賀大学, 医学部, 助手 (20304892)
鈴木 康之  佐賀大学, 医学部, 助手 (20363434)
Keywordstrichoblastoma / basal cell crcinoma / Merkel cell / follicular germinative cells
Research Abstract

今回我々は11例のtrichoblastoma,2例の基底細胞癌に分化した病巣を併発するtrochoblastomaについて検討を行なった。2例の基底細胞癌に分化した病巣を併発するtrochoblastomaのうち、基底細胞癌は辺縁や線維性の間質へ突出する深在の部分に局在した。基底細胞癌を伴わない9例のうち5例、そして基底細胞癌を伴う2例のtrichoblastomaについてサイトケラチン20および15について免疫組織化学的に検討した。その結果、基底細胞癌を伴う2例のtrichoblastomaにおいて、サイトケラチン20陽性のメルケル細胞は認められず、サイトケラチン15の発現も認めなかった。これとは対照的に基底細胞癌を伴わない5例のtrichoblastomaの全例においてメルケル細胞は増加し、サイトケラチン15の発現も観察された。基底細胞癌を伴わない5例のtrichoblastomaのうち、2例では"pop out"or"shell out"現象と呼ばれる特徴的な線維性間質を取り囲むような厚い線維性被膜を有する部分に多数のメルケル細胞が集籏していた。これらはメルケル細胞と間質との相互作用を示唆する所見と考えられた。メルケル細胞の増殖に関与する間質成分について見当を加える予定です。

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Published: 2006-07-12   Modified: 2016-04-21  

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