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2006 Fiscal Year Annual Research Report

自閉症の発症と予後に寄与する心理社会的要因に関する研究

Research Project

Project/Area Number 16591158
Research InstitutionJichi Medical University

Principal Investigator

塩川 宏郷  自治医科大学, 医学部, 講師 (10306110)

Keywords自閉症 / 発達障害 / 予後 / ライフイベント
Research Abstract

作年度に引き続き、自閉症を含む広汎性発達障害の症状評価(予後評価)を行うための質問紙形式の評価表を作成し、信頼性妥当性について検討を行った。発達障害にみられる行動特微は、健常児にもある一定の率で認められることがあきらかになり、あらためて発達障害の概念やその診断基準について、今後さらに吟味が必要であることがわかった。
発達障害児とそうでない子どもをもつ家族の経験するストレス関連のライフイベントを調査するために、ライフイベント質問票を作成した。本質問票の信頼性、妥当性について、健常5歳児の保護者を対象とした調査を行った。家族機能をライフイベント数の影響をうけるアウトカムとして調査したところ、ストレスとなるライフイベントを多く経験した家族は、その機能が低下する傾向がみとめられた。今後、ストレスとなるライフイベントが自閉症やその他の発達障害の発症、および予後にどのように寄与するのか、発達障害の症候をアウトカムとし、ライフイベントその他を曝露因子と定めた調査研究を吹年度におこなう。それによって、発達障害児のケアのありかた、特に医療機関や療育機関の枠を越えた地域での支援のありかたについて提言をまとめる予定である。

  • Research Products

    (4 results)

All 2007 2006 2004

All Journal Article (3 results) Book (1 results)

  • [Journal Article] 発達障害児の包括的アウトカム質問票の作成 : 健常児を対象とした項目分析および信頼性の検討2007

    • Author(s)
      塩川宏郷
    • Journal Title

      自治医科大学紀要 29巻

      Pages: 29-40

  • [Journal Article] 就学前の健常児にみられる適応困難な行動 : 出現頻度と養育者ニーズに関する検討2006

    • Author(s)
      塩川宏郷
    • Journal Title

      小児の精神と神経(日本小児精神神経学会雑誌) 46巻2号

      Pages: 113-120

  • [Journal Article] インシデントプロセスによるバーチャル症例検討と小児心身医療における軽度発達障害の鑑別2004

    • Author(s)
      塩川宏郷, 汐田まどか
    • Journal Title

      子どもの心とからだ(日本小児心身医学会雑誌) 13巻2号

      Pages: 35-41

  • [Book] 小児虐待医学的対応マニュアル 医療現場で子どもを守るために2006

    • Author(s)
      桃井真里子編著
    • Total Pages
      210
    • Publisher
      新興交易医書出版

URL: 

Published: 2008-05-08   Modified: 2016-04-21  

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