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2004 Fiscal Year Annual Research Report

消化器扁平上皮癌における放射線治療個別診断アレイの開発

Research Project

Project/Area Number 16591189
Research InstitutionChiba University

Principal Investigator

鵜澤 一弘  千葉大学, 大学院・医学研究院, 助教授 (30302558)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 関 直彦  千葉大学, 大学院・医学研究院, 助教授 (50345013)
島田 英昭  千葉大学, 大学院・医学研究院, 講師 (20292691)
Keywords消化器扁平上皮癌 / 放射線感受性 / マイクロアレイ
Research Abstract

1目的
消化器扁平上皮癌に対する放射線療法の成績は向上してきたが、その治療効果・副作用の程度は様々であり、治療前にその予測をすることは困難である。そこで、治療の有効性・効率化を高めるために、マイクロアレイを用いた遺伝子発現解析を行い、放射線治療有効群と無効群を照射前に見極める診断システムを構築することが研究の目的である。
2対象・方法
食道扁平上皮癌(11種)、口腔扁平上皮癌(3種)から樹立された細胞株に放射線を照射し、照射後生存曲線を求め、感受性群、抵抗性群にグループ化した。感受性株、抵抗性群をペアーとして、未照射の状態からそれぞれtRNAを抽出し、マイクロアレイ解析を行った。
3結果・今後の予定
日立ソフトウエアエンジニアリングで開発された3万個の遺伝子を搭載したオリゴアレイ[AceGene]を用いた解析により、感受性-抵抗性を判別する遺伝子群の抽出を行ったところ、27遺伝子が抽出され、感受性-抵抗性を識別することが可能であった。口腔扁平上皮癌由来2201遺伝子からなる自家製cDNAアレイを用いた解析では、発現上昇していた遺伝子数は総計で感受性株5遺伝子、抵抗性株20遺伝子であった。Real time PCRを用いて検証したところ、25遺伝子のうち14遺伝子がマイクロアレイの結果と一致した。
現在、選び出された候補遺伝子の解析を行っているが、放射線感受性を規定することが判明した遺伝子に関しては、臨床検体を用いた検証を行う予定である。

URL: 

Published: 2006-07-12   Modified: 2016-04-21  

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