2004 Fiscal Year Annual Research Report
肺癌に対するラジオ波焼灼術:臨床的有用性の検討と焼灼範囲拡大のための基礎的研究
Project/Area Number |
16591201
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Research Institution | Mie University |
Principal Investigator |
山門 亨一郎 三重大学, 医学部附属病院, 助手 (20263022)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
中塚 豊真 三重大学, 医学部附属病院, 助手 (70303740)
高尾 仁二 三重大学, 医学部附属病院, 助教授 (30263007)
田口 修 三重大学, 医学部附属病院, 講師 (90197244)
竹田 寛 三重大学, 医学部, 教授 (70106988)
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Keywords | 肺癌 / ラジオ波焼灼術 / 臨床的研究 / 基礎的研究 |
Research Abstract |
本研究は肺癌に対してラジオ波焼灼術(以下RFA)が臨床的に有効か否かの臨床的検討と、焼灼範囲を拡大させるために有効な手段を模索する基礎的検討の2項目からなる。 2,004年には2つの英文論文を発表した。一つは肺RFAの初期治療効果を臨床的に検討したものである。腫瘍径が完全壊死を得るために有意な因子で、3cm以下の肺癌では完全壊死率は69%であったが、腫瘍径が3cmを超えると完全壊死率は39%(p<0.03)に低下するという結果が得られた。腫瘍が原発病変か転移かは有意な因子ではなかった。 二つめの英語論文では、気管支閉塞を行うことでRFAによる焼灼範囲が拡大することを動物実験で示した。気管支閉塞により閉塞区域の血流と換気が低下する。このため焼灼範囲の拡大が得られたものと考えられる。 2,005年には日本語論文で症例報告を発表した。肺線維症患者に生じた原発性肺癌に対して肺RFAを行い、良好な結果を得た。 現在まで肺RFAを90人の患者に施行している。現在、中期予後を検討中である。 焼灼範囲の拡大を目指すために、動物実験をさらに追加する予定である。生理食塩水をRFA前に肺内に注入することで、焼灼範囲の拡大をねらうものである。先に述べた動物実験から焼灼範囲を規定する因子として肺の換気と血流が考えられる。肺内に生食を注入することで、この両者の影響を排除することができると考えられるためである。現在、生食注入に必要な外套針を制作中である。この外套針ができ次第、実験を開始予定である。
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Research Products
(3 results)
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[Journal Article] Recurrent lung cancer with interstitial pneumonia treated with percutaneous radiofrequency ablation2005
Author(s)
Takao M, Shimamoto A, Shimpo H, Nishii Y, Fujimoto G, Kobayashi H, Taguchi O, Akeboshi M, Nakatsuka A, Murashima S, Yamakado K, Takeda K.
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Journal Title
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