2006 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
16591349
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Research Institution | Jichi Medical University |
Principal Investigator |
佐田 尚宏 自治医科大学, 医学部, 准教授 (20261977)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
栗原 克己 自治医科大学, 医学部, 講師 (20275697)
俵藤 正信 自治医科大学, 医学部, 講師 (80337336)
吉澤 浩次 自治医科大学, 医学部, 助教 (00348020)
塚原 宗俊 自治医科大学, 医学部, 助教 (80245696)
小泉 大 自治医科大学, 医学部, 助教 (60337318)
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Keywords | 膵癌 / マイクロアレイ / Gemcitabine / 抗癌剤感受性 / 癌遺伝子 |
Research Abstract |
今年度遺伝子選定の基礎資料として、in vitroの検討を継続して行った.ヒト由来膵癌細胞系(MIA-Paca 2)を用いて、Kang HC(Clin Cancer Res 2004;10:272-284)らの方法に従って、gemcitabine耐性株および5-FU耐性株を作成した.そのそれぞれの耐性株の遺伝子発現異常を、マイクロアレイ法で検討した.今回使用したマイクロアレイは、Amersham社製Uniset Human 20K 1 Codelink Bioarrayで、20,000種類の既知遺伝子をプロットしたもので、実際の実験はクラボウ社に委託した.昨年度5-FU耐性株での検討が完了し、今年度はGemcitabine耐性株を検討した.その結果、834種類の遺伝子(612遺伝子が発現亢進、222遺伝子が発現低下)が発現異常を示し、現在Gemcitabine耐性遺伝子を選定中である. また臨床検体を使用して行ったGemcitabine感受性症例とGemcitabine耐性症例の遺伝子発現の検討では、microsomal glutathione S-transferase 1(GSTT1), topoisomerase II alpha(TOP2A), caspase 3, ATP-binding cassette sub-family C member 2(ABCC2)などがGemcitabine感受性症例で発現亢進しており、その結果を英文論文としてHPB誌 に投稿、採用され、現在掲載待ちの状態である.
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Research Products
(1 results)